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JN「本当に綺麗な顔してるね、僕の次に」
TH「わーい。あ、これ食べていいですか？」
「テヒョンさん落ち着いてください」
出勤初日、私はやらかしたのかもしれない。
社会人としてまず学ぶべきことを全て素っ飛ばし、
テヒョンさんをスカウトしてしまったのだから。
もちろんソクジンさんには許可を取ったものの、
JN「ところで何で来てくれたの？」
TH「…Aちゃんの友達だから？ですかね
まあすることも無かったので！とりあえず」
「ごめんなさい見捨てないでください」
JN「こちらとしても有難いから大丈夫だけど、
テヒョンくんは、芸能界には興味あるの？」
TH「うーーーん。なんか誘われた事はあります！
でもあんまり深く考えずに生きてきました」
JN「じゃあここに来てくれたのは、どうして？」
TH「え？Aちゃんがいたから」
JN「……ほう」
テヒョンさんの思わぬ返答に冷や汗が止まらない。
目を細めて何か考えるソクジンさんに土下座したい。
扇風機の音だけが響く静かな空間で、
わたしは最後の審判を待つ罪人の気分になった。
JN「ま、僕的には大歓迎だよ！
気が向いたらいつでも連絡してね、テヒョンくん」
TH「分かりました。じゃあ連絡先…」
そう言って連絡先を交換し合う二人を見る。
私の判断は、正しかったのだろうか。
「じゃあ送りますねテヒョンさん」
TH「ありがと〜！じゃあまた、ソクジンさん」
JN「じゃあね、連絡待ってるよ」
最後まで手を振って事務所を出たテヒョンさんと
ドアが閉まるまで笑顔だったソクジンさん。
私一人、私だけ、
何か間違った事をしている気分だった。
「あの、テヒョンさん、」
TH「よし、ドア閉まったね。ちょっと待ってね」
「あ、はい…あの、無理に来てもらって、すみま」
TH「おっけ〜！よし、行こうかAちゃん！」
私の言葉を遮って、
顔を上げたテヒョンさんはどこかパァッとしていて
さっきまでどこかに連絡を取っていたからか
目的地は決まっているような言い方だった。
「では車、取ってきますね」
TH「え？何言ってるの？歩いて行くよ」
「え？…ちょっ、えっ？」
一瞬キョトンとした顔をして、
すぐに私の腕を取って
駆け上がったのは
バタンッ！
TH「気が向いたので、連絡しました」
JN「待ってたよ〜」
「え？」
TH「これからよろしくね、Aちゃん！」
眩しい程の笑顔だった
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にりっとん(プロフ) - hirotdmさん» うわあ！ありがとうございます！！そう言って頂けると凄く嬉しいです^ ^！！ (2020年10月14日 22時) (
レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - 更新待ってました！ちよっとブラック気味なテヒョンが待ち遠しかったです。 (2020年10月14日 21時) (レス) id: ea4210145d (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - ヨシ子さん» ありがとうございます…！好きと言ってもらえるとは…とても嬉しいです（ ; ; ）更新頑張りますね！ (2020年8月16日 19時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ子(プロフ) - わあ…すっごく好きなお話に出会えました…！これからも応援しております〜！(^^) (2020年8月16日 16時) (レス) id: b34db0bca5 (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - Ruluさん» ありがとうございます（ ; ; ）Rulu様のコメントが励みとなっております。頑張らせて頂きます！！！！ (2020年8月10日 22時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にりっとん | 作成日時：2020年8月10日 18時
