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TH「あー、あー、マイクテスマイクテス」
JN「……」
NJ「……」
TH「んんっ、それじゃあいきまーす」
YG「ちょっと待てテヒョン、後ろのなんだ」


「…あの、私も、ヘルプを願います…」




レコーディングスタジオ、録音前
本来歌手しか入れないはずの本番前の部屋


ユンギさんの言う、"後ろ"、私のこと。

なんで皆さん怪訝な顔でいるのかって?
そりゃそうだ、テヒョンさんの後ろに私がいるから

どうして?いやこっちが聞きたい。





レコーディングスタジオに入ってきて早々に
部屋へ入るテヒョンさんを見届けて出ようとしたら、



TH「なんで離れるの?いてよ、ここに」
「え?あ、分かりました」




渾身のキョットーン顔で言われたら頷くしか無かったけど、流石に手を引かれてそのまま私も入るなんて



ソクジンさんもナムジュンさんもユンギさんも私も
想定できるはずがないじゃないか。





TH「ヒョン誰がなんと言おうとAは渡さないよ」
YG「別に渡さなくていいから退出させろ」
「ユンギさんに一票です。離しましょうテヒョン」
TH「Aはヒョンの味方なの?」
「いえ全面的にテヒョンの味方ですが」
YG「無駄に傷つけられたんだけど?」




拉致のあかない売り言葉に買い言葉で、

私の手を離す気がないテヒョンは
そのままレコーディングをしようとする。




YG「おい時間が押すぞ」
JN「そうだぞーテヒョンア、離せ」
TH「Aはどうしたい?離れたい?」
「その顔は雑誌でしてくれませんかね?」
NJ「うわ辛辣」




覗き込むように私を見るテヒョンの顔はそれはそれは
流石世界で1位なだけあるクオリティだけど。




TH「…Aは僕の事どうでもいいんだ」
「いえ死ぬほど気にかけています」
TH「なら側にいてよ」
「そういうの何て言うか知ってます?
屁理屈って言うんですよ」
JN「あの子あんなに厳しかったっけ」
TH「………もういい」




そう言ってパッと手を離したテヒョン
俯いて口がへの字になっていたから多分拗ねた




「…テヒョン言い過ぎました。ごめんなさい。」
TH「…Aはいつもどっか行くから、
だから、僕が見張ってないと、どっか行くから」
「…ん?」
YG「分かったお前の仕事終わるまで
俺たちでA見張ってるから今は集中して歌え」
TH「………絶対逃がさないでよヒョン」
「…ん?」
YG「分かったから。じゃーいくぞー」





確かに私は過保護だ。

けど最近、なんか、


テヒョンの過保護が止まらない。



.

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にりっとん(プロフ) - hirotdmさん» うわあ!ありがとうございます!!そう言って頂けると凄く嬉しいです^ ^!! (2020年10月14日 22時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - 更新待ってました!ちよっとブラック気味なテヒョンが待ち遠しかったです。 (2020年10月14日 21時) (レス) id: ea4210145d (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - ヨシ子さん» ありがとうございます…!好きと言ってもらえるとは…とても嬉しいです( ; ; )更新頑張りますね! (2020年8月16日 19時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ子(プロフ) - わあ…すっごく好きなお話に出会えました…!これからも応援しております〜!(^^) (2020年8月16日 16時) (レス) id: b34db0bca5 (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - Ruluさん» ありがとうございます( ; ; )Rulu様のコメントが励みとなっております。頑張らせて頂きます!!!! (2020年8月10日 22時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にりっとん | 作成日時:2020年8月10日 18時

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