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．yg
なーんか最近本調子じゃなかったテヒョンが、
ある日を境に元の天才テヒョンに戻った。
まあ俺だって天才だけどなぁ…？
そうぼやきながらコーヒーを買うために廊下へ出る途中、早速見つけたテヒョンの姿。
一瞬目があったかと思うと
すぐに何かを見て輝きだした
TH「A！お疲れさま！」
「あ、テヒョン、お疲れさまです」
マネージャー、もといテヒョンの精神安定剤のAはここ最近テヒョンと更に親密になったらしい。
今までもこいつら仲良いなくらいの感覚で見ていたが、
TH「A！今日も可愛いね、仕事いつ終わりそう？」
「今日は少し遅くまでかかりそうです」
TH「そっか、じゃあ僕も練習して待っとくね」
「遅くなりますよ？大丈夫ですか？」
TH「うん、Aと一緒に帰りたいからね」
この会話だけでも勘違いされるだろうに、
あろうことか
テヒョンがAを後ろから抱きしめた状態、
いわゆるバックハグをして話している。
Aが歩くのに合わせて後ろからちょこまかと
お前はAのくっつき虫か。
うん多分そうだ。
とにかくあの二人の距離感はバグってる。
テヒョンが言っても聞かないにしろ、
それを受け入れ自然に動くAも強者だし
この状況に慣れて最早誰も咎めないうちの会社も
ある意味で寛大というか、なんというか。
確実に外部のやつらが見たら騒ぎ出す案件だよな
YG「おいテヒョンア、さっさと始めるぞ」
TH「…あれヒョン！いたの！」
何が、いたの！だ。
さっきばっちし目があったじゃねえか。
Aに気付かれないように先回りして
誰であろうと周りに男がいたら牽制していく。
そのくせ悪気のなさそうな、屈託のない笑顔で笑い
こっちの毒気まで抜こうとしてくる。
テヒョンは案外、打算的なやつだ。
Aがそれに気付いているかは定かでは無いが、
まあ気付かない方が幸せなことってあるしな。
こいつらの関係性がどうであれ、
良い音楽を作れるのならそれで構わない。
「じゃあこれ、差し入れにどうぞ」
TH「わ！ありがとう！でもなんで２本？」
「ユンギさんの分ですよ。ユンギさんも是非」
YG「おう、ありがとな」
TH「へえ…ヒョンの。よし行ってくるね！」
「はい。頑張ってください」
そう言って、
Aに背を向けたテヒョンと目が合う
TH「ヒョン、早く終わらせましょっか」
ニコッと笑ったテヒョンの目の奥に
冷や汗をかく自分が見えた。
．
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にりっとん(プロフ) - hirotdmさん» うわあ！ありがとうございます！！そう言って頂けると凄く嬉しいです^ ^！！ (2020年10月14日 22時) (
レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
hirotdm(プロフ) - 更新待ってました！ちよっとブラック気味なテヒョンが待ち遠しかったです。 (2020年10月14日 21時) (レス) id: ea4210145d (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - ヨシ子さん» ありがとうございます…！好きと言ってもらえるとは…とても嬉しいです（ ; ; ）更新頑張りますね！ (2020年8月16日 19時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ子(プロフ) - わあ…すっごく好きなお話に出会えました…！これからも応援しております〜！(^^) (2020年8月16日 16時) (レス) id: b34db0bca5 (このIDを非表示/違反報告)
にりっとん(プロフ) - Ruluさん» ありがとうございます（ ; ; ）Rulu様のコメントが励みとなっております。頑張らせて頂きます！！！！ (2020年8月10日 22時) (レス) id: 938d7e1e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にりっとん | 作成日時：2020年8月10日 18時
