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90 貴方サイド ページ40

〜貴方サイド〜




松村さんに中庭に来てと言われ、中庭に行く。



全然、悪そうな雰囲気の子に見えないし、逆にふんわりした感じの子で優しそうに見える








中庭に着いた。



ゆい「私の名前は、松村ゆい。よろしくねっ(^-^)」


すごく笑顔で自己紹介してくれた。けど、目の奥は少しも笑ってない。






「わ、私は福井Aです。よろしくお願いします。」



ビクビク震えた声で自己紹介をする。






ゆい「ゆいね、勝利君の事好きなの。」


「そ、そうですか・・・」



ゆい「Aちゃんって勝利君の彼女だっけ?」




松村さんの声は可愛らしい、けど顔をもう悪魔だった。



「はい・・・・」



ゆい「ねぇ・・・別れて欲しいなぁ」


「嫌です、お願いだからそれだけは絶対に嫌です。」



声にならないような声で最後の勇気を振り絞って言った。



けど、・・・



ゆい「勝利君と別れてくれないと・・・・






  勝利君やマリウス君や松島君やあんたの大切な人、みんな傷つけてあげるね」






この言葉で決心がついた。



私一人が、我慢すれば私の大切な人が傷つかなくて済む。



だったら、我慢するしかない。






勝利、さよなら。

勝利、ありがとう。大好きだよ。今だって明日だって明後日だってずっと大好きだよ。




ゆい「さ〜どうする?」



「別れます。」



自分で、言っておきながらぽたぽた涙が出てくる。





ゆい「そ〜っだ。Aちゃんが勝利君と別れたあとも勝利君と話さないでね。分かった?」



「っ分かりました。」




ねぇ、これで良いんだよねぇ?

これで間違ってないよね?


勝利は、これで幸せになれるよねぇ?





「いつ、別れれば良いですか?」



涙混じりの声で訪ねてみる。



ゆい「そうだなぁ〜明日までかなぁ」




「どうやって別れれば良いんですか?別れたあとはどうするつもりなんですか?」



ゆい「あんたが勝利君の事嫌いになったって言ったら良いんじゃない?

  それと、私勝利君の事絶対に奪うから。私のものにするねっ」



松村さんはペロッと可愛く舌を出しながらも、目はやっぱり怖かった。




「じゃあ、用はそれだけですか?」



ゆい「うん、じゃあよろしくね〜」



これからの事なんてもう考えたくない。

勝利とずっと一緒に入れるって思ってた、つい1時間前までは・・・・

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つんつん。(プロフ) - 涙止まらないですね(´;ェ;`)笑 3も楽しみにしてます! (2013年3月3日 6時) (レス) id: 54d8f1de48 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤もも - 聡タンさん» はいっ♪更新するの楽しいですから・・・。 (2013年3月2日 19時) (レス) id: a1f5ec1b90 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤もも - なのっぴーさん» 軽いネタばらししちゃったけど(笑)安心してネ〜♪ (2013年3月2日 19時) (レス) id: a1f5ec1b90 (このIDを非表示/違反報告)
セクゾLOVE - 続きが気になります!! 頑張って作ってくださいね!! (2013年3月1日 22時) (レス) id: 79c0f82f67 (このIDを非表示/違反報告)
聡タン - とても続きが気になります。これからも頑張ってくださいね〜!! (2013年3月1日 20時) (レス) id: 31964599e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:佐藤 もも | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/img/user/date/3/0/f/30f9775fe9facfc41e0b1793de0fd6df.jpg...  
作成日時:2013年2月3日 21時

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