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ヒョン達の仕事も無いし、僕も練習生を辞めたから、宿舎で過ごして1週間がたった。
皆んな何気ない顔して過ごしているけど、本当はジンヒョンの事で頭が一杯になっている。
「あーー！
Aがご飯残してる！」
ちゃんと食べろと促してくるテヒョンイヒョンの目が、笑っていない。
毎日カップラーメンを食べているから、体が重くなった。
夜、もう日付も変わってリビングには誰もいない時に、僕はソファーで蹲っていた。
誰かが隣にバフッと座ってきて、あの綺麗な香りがした。
「ユンギヒョン。」
顔を上げてユンギヒョンを見ると、ユンギヒョンは前を向いていた。
「きっとジンヒョンは、あっちで辛い目にあってる。
俺が作った曲で、戦争が起きて、何をしても無駄で、ジンヒョンまでどっか行った。
なぁA。
おれ、死ぬほど怖い。」
こっちを向いたユンギヒョンを見て驚いた。
初めて見る泣き顔。
白い鼻先が赤くなって、ダラダラと涙が溢れていた。
「っ...。
僕もそうですよ。」
「だろ...？」
見つめ合って、どちらからともなく抱き合った。
首筋に顔を埋めると安心した。
「部屋で皆泣いてるぞ。多分。」
「そうですね。、」
嫌な予感がする。
なんだか、とても怖い。
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作者名：さくらンぼ | 作成日時：2020年3月25日 14時
