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ジミンさんはイケメン達に大バッシングを受けていた。
まぁそりゃそうだろう。
パンPDに散々止められて、その挙句逆切れまでされたのだから。
「僕ぅ、Aと曲を作ったらすごいのができると思うんですよ。
ねっ、そう思いますよね？ユンギヒョン。」
「そりゃそうだ。
でもその気持ちはPDニムに止められたら嫌でも封じなければいけない。」
ユンギさんは顔の前で手を組んで、ジッと全てを見据えてる様な目でジミンさんを睨んだ。
「...」
流石のジミンさんも、あの鋭い目で睨まれればうんともすんとも言えなくなってしまった。
何か言いたくても言えないような、グッと耐えるような顔をしているジミンさん。
そんなジミンさんの気持ちも分かる事は分かる。
僕達は音楽を作ってみたいという意欲に駆られている。
獲物を狙って走り抜けるヒョウのように、僕たちは真っ直ぐにそれを希望している。
でもパンPDが理由を明らかにしないまま拒むから、心の中にモヤモヤしたものが詰まっている気分だ。
意味のわからない話をするから理解も出来ず、最後には怒鳴られて頭を下げる。
理不尽といえるこのやり方は、あまりにも納得ができない。
だから、そんなパンPDの言う事を聞くのも嫌だろう。
「でもさ、」
「まだ言うのか？。」
何か言いかけたジミンさんを止めるユンギさんは、ジミンさんに反してとても大人だ。
ユンギさんが僕を説得したのに。
「匿名でやればいいじゃん。」
ジミンさんの言葉に全員の顔が引き上がった。
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作者名：さくらンぼ | 作成日時：2020年3月25日 14時
