目黒先生の独占欲。＿＿＿ Ⅱ

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ー　おはようと交わせることページ1

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目黒 side .

「…………ん、」

朝、眩しい光で目を開く。

寝起きはあまり得意ではない。

いつもなら少し憂鬱な気持ちも、
今日は微塵も感じなかった。

何故？

そんな野暮なこと、
聞かなくても分かるでしょ？

ベッドの揺れで、隣にいるはずの彼が
起きないようにゆっくりと体を動かす。

まだすやすやと寝息を立てて
気持ち良さそうに眠る康二くん。

頭をそっと撫でれば、ふふっと小さく微笑む。

……可愛いなぁ…。

「………んぁ、…めめ？っいだっ、」

「…おはよう、康二くん。…もしかして腰痛い？」

思いの外、隣に
康二くんがいることに驚かなかった。

4年ぶりに再会して一か八か、思いきって
プロポーズして。

OKもらってその日に初夜迎えて。

上手く行きすぎた話だと、我ながら思う。

それでもリアリティーがあるんだよね。

康二くんなら俺に応えてくれるっていう謎の自信。

「いくら優しくしたとは言っても、
やっぱ初めてとなるとちょっと激し過ぎたかぁ」

「！…き、昨日の影響っ？」

「ふはっ。顔赤いよ(笑)」

うん。素直に顔に出るとこ好きだよ。

あー、つくづく俺は康二くんに甘い。

そっぽを向いてしまう彼の顔を再度覗き込めば、
林檎のように赤い顔のまま俺にそっとキスをしてきた。

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