目 黒 先 生 の 独 占 欲 。

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「、そーいうめめは？付けてへんの？」


「え、俺？」


「まさかっ！捨てたとか、！？」


「ちょちょちょ！流石にそれはない」









コロッと表情を変え、怪訝な顔をして
そう俺に聞く康二くん。


…………めっちゃ首元ガン見してるし…。







てか捨てるなんて、
そこまで最低人間じゃないって。







付けてないと
バレてしまったらしい。




いや本当だったら付けてるはずなの。

俺だって外したくて外してる訳じゃない。







昨日まで、水に濡れる時以外は
普通に毎日首に通してた。





今日だって、家を出てから
学校に着くまでは付けてて。






けど学校に着いてから、
無断で付けてたら駄目かなと思って

念のために担当の先生に








「あの…これ大事なものなんですけど。
付けちゃ駄目ですか」







そう聞けば、怠そうに







「うーん…、止めた方が良いよ」







と言われてしまった。




勿論、新人がそれを無視するなんて
ご法度だし、常識的に考えて
確かに駄目だというのも分かる。








「────だから、外したの」







午前中の出来事を俺なりに詳しく、
分かってもらえるように説明する。




んー……、と
腕組みをして唸る康二くん。






まあこれからは
バレないようにするから。ね？







「………そっか。まぁ…言われたんなら？
仕方ないな…」








そうは言うものの、
未だ納得してない様子の康二くん。






「もしかして……付けてなくて
ショックだった？(笑)」





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