091. 昔から 〈 過去 〉 ページ1
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向井 side .
めめが産まれた時、俺は6歳。
細かく言うと早生まれやったから5歳やな。
自分の気持ちを少しずつ
自覚した頃やから、
小さい子と仲良くしたいとか、
そういうことがしたかった時期。
それで俺からめめに会いに行ってあやしたり、
寝かせてあげたり、とにかくお世話ばっか。
そしてめめが保育園に通うようになると
帰りにお迎え行ったり。
めめが俺に懐いてたんちゃうくて、
俺が懐いてたんやろな(笑)
でも6歳という年齢差のせいで、
同じ小学校にいる期間も短く、
中学生になると、より一層会える時間が
少なくなってしまった。
…正直、寂しかった。その頃から。
部活が終わったら走って家に帰り、
荷物を下ろしたらすぐめめの家に遊びに行く。
その繰り返し。
本人はどう思ってたのか知らん。
けど、毎回笑って俺と遊んでくれた。
「………康二くんっ！
ここ、分かんない。教えて」
「おおっ、ええよ！どれどれ〜？」
小学生の頃からめめはイケメンで。
だから不意の笑顔とか、
心臓がドキッてなって直視出来んかった。
多分、もうその時から俺は
意識してたんやと思う。
「はい、これでどう？」
「………あ、んー、分かんない。もう一回」
「えぇ、また？しゃあないなぁ(笑)」
そういや、何回も勉強説明してあげても
理解してくれない時もあったなぁ。
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雪菓子(プロフ) - 無事移行おめでとうございます！ 毎回楽しみにしていて、通知が来ると何故かドキドキ緊張しながら読んでいます(笑) めめこじピンチ…ここからどう展開していくのか楽しみです！これからも主様の思うままに書いてください！ (2020年8月7日 0時) (
レス) id: 8f9f2ea6fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：叶 実 ．． | 作成日時：2020年8月6日 13時
