桃色の道化師 ページ8
＿＿あの事件の後、警備員に
「今度からの見回りは自分自身がやる」、と伝えた。
警備員達は皆驚き反対したが、
私はその願いを半ば無理矢理押し通した。
今日も美術館には人が沢山いる。
そんな中でも、私に話しかけて来たのは
「おねーさん！あそびにきたよ！」
この間の少女だった。
少女はニコニコと笑顔を浮かべて、私に話しかけてきた。
「久しぶり、元気だった？」
と語り掛けると、少女は勢いよく頷いた。
さて、今日は何を紹介しようか。
1番最初に目に止まった絵画は
桃色の
「…じゃあ、今日はあれにしようか。」
少女の手を引き、絵画の前に行く。
…今日は動かないようだ。
「おねーさん、この絵、なんだかこわい気がする…。」
「うん、確かに少し怖いかもね。」
私も少しこの絵には恐怖心が湧く。
桃色を基調としたサーカステントの前に立つ、
でも、昨日の事件があったからか、恐怖心はあまり無い。
「でもねぇ、お嬢さん。きっとこのピエロさんは、
優しくてふわふわしていて、
みんなを元気づけていたんじゃないかなぁ。」
少女は私をまじまじと見た。
「…うん、そうかも！そう思うとこわくないね！」
少女が私に笑いかけた。
私も思わず頬が緩んだ。
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閉館後…
「へぇ…館長はあんな風に笑うんだ。
んふふ、まだ俺しか見てない館長の笑顔…。」
「へぇ、私の笑顔が見れたのがそんなに嬉しい？」
「わ”ぁ？？！！びっくりした！！！」
1人でにやけていたふらんしすこに話しかける。
「…私の笑顔好きなら、
貴方が頑張って私を笑わせて見てくださいよ。」
ポソリと呟く。
「は、」
「あー。私帰りますねー。」
顔を赤くしているふらんしすこを無視して、
私は家に帰った。
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ぺっぱーみんとkk(プロフ) - ありがとうございます！！！これからもよろしくお願い致します！！！！ (11月9日 6時) (
レス) id: 1b7e41381c (このIDを非表示/違反報告)
おととめぐ(プロフ) - 続編…嬉しいです！！ (11月9日 0時) (レス) @page31 id: c7539b4f89 (このIDを非表示/違反報告)
おととめぐ(プロフ) - こちらこそ！こんな素敵な作品を…！なるほど…もう一周してきまーす！ (11月6日 17時) (レス) id: c7539b4f89 (このIDを非表示/違反報告)
ぺっぱーみんとkk(プロフ) - わぁぁぁ！！！ありがとうございます！館長の絵画達への感情変化などにも注目してみて下さい…新しい考えが浮かぶかもしれませんよ…！！ (11月6日 17時) (レス) id: 1b7e41381c (このIDを非表示/違反報告)
おととめぐ(プロフ) - 更新に感謝！！絵画達と別れてしまうのか…今後の展開が楽しみです！プレッシャーとしてではなく、純粋に受け取ってもらえると嬉しいです…！ (11月6日 16時) (レス) @page26 id: c7539b4f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾒ布ｩ | 作成日時：2023年10月22日 16時
