愛しい彼女 (ページ1)

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コンビニからの帰り道ふと歌声が聞こえてきた。
目を閉じでじっと聴きたくなるような声だ

声のする方へ歩いていくと女の子がギターを持って歌っていた
声とは裏腹に表情はぎこちなかった

それでも周りには20人くらいいやそれ以上人が集まっていて彼女の歌は素晴らしかった。

彼女が歌い終わると聞いていた人がチップを彼女に渡していく

彼女はいらないですダメです大丈夫ですと受け取ろうとしないが聞いていた人が"君の歌を聴いたらストレスが解消されたありがとう"と言って無理やり彼女の手にチップを握らせた

彼女は喜ぶわけでもなくありがとうございますといいチップをもらって言った。

僕もなんとなく彼女に声をかけた

JK「歌、すごく良かったです。」

『え？あ、ありがとうございます』

JK「歌手目指してるんですか？」

『いや別に、』

JK「じゃあなんで路上ライブ、？
あ、趣味とかですか？」

『いや違くて、』

JK「違くて？」

モゴモゴして答えようとしない彼女に追い打ちをかけるように言った

『ゲームで負けて罰ゲームで、ここで路上ライブすることになって』

彼女が言った理由があまりに意外で一瞬間があいてしまった。

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