56話 ページ15
狛枝「たまたまだよ」
江ノ島「たまたま？」
狛枝「超高校級の幸運なんだよ。僕は」
江ノ島「へぇー。あんたが。ま、別にどうでもいいけど。どうせ他人にここのことを言いふらすのは不可能だし」
狛枝「戦刃むくろさんの助太刀を期待しているなら無駄だよ」
江ノ島「何処まで知ってんの？先輩」
狛枝「たまたまだよ。後輩」
二人が喋ってる中、御手洗君(仮)は一人で小さい声でブツブツと何か喋っていた。
江ノ島「へー、ふーん。あっそう。お姉ちゃんは足止め済みなんだ」
狛枝君は話しながら少し前に歩いて行った。
狛枝「これはね、希望のためなんだよ。希望を守るためなら僕は何だってやるのさ」
江ノ島「ク、クク…あんたにこの絶望を止められると思ってんの？」
すると、狛枝君は制服の内ポケットから銃を取り出し、江ノ島盾子に向けた。
七海「あ、狛枝君！」
柊「ちょ、ちょっと！なんでそんな物持ってるの…？」
江ノ島「へぇ…」
江ノ島は一瞬私の方を見てニヤッとした。
狛枝「海外で偶然拾ったんだよね。お土産のつもりだったんだけど…」
七海「待って！ダメだよ！いくらなんでも人を殺すなんて…」
止めようとしている七海さんに続いて私も言った。
柊「七海さんの言う通りだよ！人を殺して狛枝君は罪人になりたいの！？刑務所に行きたいの！？」
狛枝君は銃口を江ノ島盾子に向けたまんま私達に言った。
狛枝「それは違うよ。委員長、柊さん。言ったでしょ。これは希望のためなんだ。
それに、希望のためなら僕は罪人になったっていい。刑務所行きになったって構わないんだよ。それがどんな事でも希望のためならね」
柊「人を殺して…希望のためになるわけないじゃん‼
そんなんで希望になるんだったら、こんな平和な世界にはなってないよ！
狛枝君はどうしてそこまで希望にこだわるの！？」
狛枝「どうして希望にこだわるかって？
それはね、この世界が皆の希望で溢れるような世界になってほしいからだよ」
江ノ島「はぁ？」
狛枝「所詮、絶望は希望の踏み台に過ぎない。だから、君は希望の踏み台でしかない」
江ノ島「それで？」
狛枝「試してあげようと思って。
僕なんかに殺されてるようじゃ…君は希望の踏み台として相応しくないからね。
そう、君は皆の希望を輝かせるための絶対的な絶望でなくちゃいけないんだ」
江ノ島「あんた、希望が大好きなのね…絶望的なまでに」
文字数の関係で次行きます。
後、オリジナル入れました。
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青猫(プロフ) - ゆき姫さん» ですが、絶望編ではカムクラとの関わりがもうありませんが、希望編ではこっちの夢主さんと関わらせようと思っています。勿論、未来編の夢主さんとも関わらせると思いますが。こんなしょぼしょぼな作品ですがこれからもよろしくお願いします。 (2017年2月16日 23時) (
レス) id: 1767e3e23a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫(プロフ) - そうなんですか…ちょっと残念ですが更新頑張ってください (2017年2月16日 23時) (レス) id: ab6fb12fda (このIDを非表示/違反報告)
青猫(プロフ) - ゆき姫さん» コメントありがとうございます。やっとここまで来たなって感じです笑9話は飛ばしすぎました笑それと、申し訳ないのですが、日向と幼馴染と言う設定を入れてるのに、この後はカムクラとは関わりがないんです…ほんとすいません。 (2017年2月16日 23時) (レス) id: 1767e3e23a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき姫(プロフ) - もうすぐおしおきタイムの所ですね！カムクラくんとどんな感じになるのかすごく気になります！ (2017年2月16日 23時) (レス) id: ab6fb12fda (このIDを非表示/違反報告)
青猫(プロフ) - 名無しさん» コメントありがとうございます。こんなダメ作を好きになってくれるとはとても嬉しいです。これからも遅いですが更新頑張ります。よろしくお願いします。 (2017年2月10日 21時) (レス) id: 1767e3e23a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪猫 | 作成日時：2016年8月21日 22時
