31話 近づくココロとココロ ページ31
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__ドンッ!
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と、突然Aをベッドの上に押し倒したのだ。
Aは突然の展開についていけず
A「え?え?」
と目を白黒させる。
そこにぐっと、尚の顔が急接近した。
尚「覚悟は出来ているんだろ?」
A「…!」
パジャマのボタンを外されそうになって
Aは慌てて尚の胸板を両手で押し返す。
A「ちょちょっと待って!……尚先輩、なんか慣れてる、!」
尚「だったら何?男は嫌いじゃなきゃ、これくらい簡単にできんだよ。」
A「……!」
尚「分かったから軽々しく覚悟できてきるとか言うな。」
わざと冷たい口調で言うと、Aの目が大きく見開いた。
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___もしかしてまた
傷つけてしまったろうか?
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罪悪感のあまり尚が次の行動に出られずためらっていると……。
A「すごい!すごい!すごい!今嫌いじゃないって!」
尚「え?」
A「今、尚先輩、Aの事嫌いじゃないって!すごいわA!『大っ嫌い』からたった1週間で『嫌いじゃない』って!」
尚「………」
わざとAを傷つけるような言葉を選んだのに、なぜかそれがAのハートにジャストミートしてしまったのだ。
Aは嬉しさのあまり、ベッドの上で、ゴロゴロと寝転んでいる。
A「うーん、これなら来週ぐらいには『好き』って言われる?ねぇ、先輩Aの事好きになってきた??」
尚「好きになってないし、言わないです。おやすみ。」
A「おやすみ!」
結局Aはベットで。
尚は最初の予定通りのソファで寝ることになった。。
尚に『嫌いじゃない』と言われたことがよっぽど嬉しかったのか、Aはあっという間に眠ってしまう。
その穏やかな寝息を聞きながら、尚はソファの上で頭を抱えた。
尚「ちょっとびっくりさせようとしただけなのに……ポジティブすぎんだろ…」
何事にも前向きすぎるAに、
尚は完全に毒気を抜かれていた。
尚が思っていたより、Aは純粋
で、無邪気で、真っ直ぐで、
本当にこんな女の子初めてだ……。
この時、尚の気持ちに少しずつ変化が
表れ始めていた。
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あい(プロフ) - 来唯聖さん» 本当ですか、嬉しいです、! (2018年2月19日 2時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
来唯聖 - とっても面白いです! (2018年2月18日 9時) (レス) id: d34afac5dd (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 美香さん» はじめまして!リンリンも頑張って2人((名前)と尚)様子見しながら出していきますね! (2018年1月25日 4時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ユヅさん» 面白いなんて…!ありがとうございます!頑張ります!! (2018年1月25日 4時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして!続き頑張って下さい!リンリン早くでてほしい (2018年1月24日 16時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あい | 作成日時:2018年1月17日 21時