25話 近づくココロとココロ ページ25
何でもできるようになって、尚をふりむかせる。
そう決心したAは、尚から家事を一通り教えて貰った。
まずは掃除機の使い方。
生まれて初めて掃除機を使ったAは感動した。
なんでも吸い込んじゃう魔法のアイテム！さっきまで汚かった部屋がピカピカになった。
A「これ先輩が作ったの？」
と、Aが尋ねると、
尚「そんなわけないでしょ。」
と、尚はまたまたAの無知に呆れる。
世間知らずのお嬢様に常識を教えるのは、それなりに骨の折れ作業だった。
それから、毎日使うものなので、
Aはガス式シャワーの使い方を教えて貰った。
旧式の給湯器にレバーをカチカチ回すと暖かいお湯が出てくる。
A「わ！本当に出た！ね、これで虹作れないかな？？」
尚「出来るわけないじゃん」
Aはシャワーのお湯流しながら、 一日中上機嫌だった。
だって尚と一緒にいると次々と新しい知識が増え、毎日が新発見の連続だから。
自分の事は自分でする。
そんなのお嬢様のAはしてこなかったのだ。
A「きゃああっ！センパイ！センパイ助けてぇぇ！」
尚「ちょ、何やってんだよ！？」
だから掃除機をかけている時、自分のスカートまで吸い込んじゃうのもご愛敬。
A(Aだって上手にお掃除出来るはず！)
Aはますます家事を頑張った。
それからAは尚と暮らすようになって、初めてカップ麺と言うものを食べた。
A(お湯を注いで3分待つだけでラーメンができるなんてすごい！しかもメチャクチャ美味しい！)
Aは日本が発明したこの偉大な食べ物に、心から感動した。
尚「そんなに慌てなくて食べなくていいよ。それと、これひとつ貸しな」
美味しそうにカップを食べすするAを見て、尚はクックと笑った。
A(こんな近くで尚の笑顔を見れるなんて……)
やっぱり先輩って凄いなぁ、とAは尚に釣られて笑った。
さらにAは洗濯の仕方を教わった
洗濯物を押す時は、パンパンと叩いて、皺ができないようによく服を伸ばして。
Aの制服のシャツと尚のシャツが、仲良さそうに物干しに並んでいる
その光景を見るだけで夫婦になっなんだなぁ……と、Aはうっとりした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - 来唯聖さん» 本当ですか、嬉しいです、！ (2018年2月19日 2時) (
レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
来唯聖 - とっても面白いです！ (2018年2月18日 9時) (レス) id: d34afac5dd (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 美香さん» はじめまして！リンリンも頑張って2人（（名前）と尚）様子見しながら出していきますね！ (2018年1月25日 4時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ユヅさん» 面白いなんて…！ありがとうございます！頑張ります！！ (2018年1月25日 4時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして！続き頑張って下さい！リンリン早くでてほしい (2018年1月24日 16時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あい | 作成日時：2018年1月17日 21時
