12話 夢の新婚生活 ページ12
憧れの尚と初めてまともな会話をする
Aは、それだけで緊張をする。
尚「二人きりかいいって、俺が言ったんだ___」
A「え、?」
尚「結婚の事は学校でも2人だけの特別な秘密にしよう??」
尚はウインクしながらAの唇に人差し指をそっと押し当てる。
Aは尚にポーっと見とれた。
秘密の結婚式が王子様の希望なら、
お姫様は黙って従うだけだ。
A「二人だけ……特別……オッケー!」
Aのワガママが収まったタイミングを見計らって、牧師が再び式を進めていく。
牧師「では、指輪交換を…」
尚「指輪は無いです。」
A「は?だって……」
Aはまたまたポカン。と口を開けた。
A(指輪が無い?でも結婚指輪さ結婚式に欠かせないアイテムでしょ?」
反論したくても、尚がAの思考を先読みして言葉を封ってしまう。
尚「指輪してると、せっかくの特別な秘密がバレちゃうよ??」
A「あ、そっか!ないです!」
素直な性格なAは、またまた尚の笑顔に乗せられて、あっさり結婚指輪の
交換をパスしてしまった。
なんか変な新郎新婦だなぁ…。
と、事情を知らない牧師は、怪訝な顔をしている。
牧師「では誓のキスを……」
A「!」
そしてとうとう結婚式のクライマックスがやってきた。
当然Aにとっては誓のキスが
ファーストキス。
尚がベールを上げ、Aの肩に両手を添えた時も、Aの心臓はバクバクと鳴って、今にも爆発してしまいそうだ。
A(いよいよだわ!これでAは身も心も先輩のお嫁さんになるの!)
Aはぎゅっと目を閉じながら、運命の瞬間を待つ。
そして少しずつ…少しずつ近付いていく
二人の唇______
だけどあともう少しというところで、
尚はピタリと動き止めた。
尚「………」
A「ん?鶴木セン……パイ?」
いつまでたってもキスしようとしない尚にしびれを切らして、
Aはそっと薄目を開ける。
するとすぐ近くに尚のまっすぐな瞳が
あって、Aは思わず
"ゴクリ"
と息を飲み込んだ____。
102人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - 来唯聖さん» 本当ですか、嬉しいです、! (2018年2月19日 2時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
来唯聖 - とっても面白いです! (2018年2月18日 9時) (レス) id: d34afac5dd (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 美香さん» はじめまして!リンリンも頑張って2人((名前)と尚)様子見しながら出していきますね! (2018年1月25日 4時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ユヅさん» 面白いなんて…!ありがとうございます!頑張ります!! (2018年1月25日 4時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして!続き頑張って下さい!リンリン早くでてほしい (2018年1月24日 16時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あい | 作成日時:2018年1月17日 21時