11話 夢の新婚生活 ページ11
「夢の新婚生活」
カーン、カーン…と、晴れ渡った空に清らかな金が鳴り響いた。
今日はAとその王子様。
鶴木尚との結婚式。
Aは嬉しさのあまり、
昨日の夜もドキドキして寝れなかった。
A(鶴木尚先輩…本当だ…Aが願えば叶わない事なんて1つも無い…)
『マルメロ姫』の絵本と尚の写真を見ながら、Aはこれ以上幸せを感じていた。
まさにこれが運命の恋___。
Aと尚は、生まれた時から
赤い糸で結ばれていたのだ。
そうしていよいよAと尚の結婚式
が始まる。
ウェディングドレスに身を包んだAは、パパと一緒にバージンロードをゆっくりと歩いて行く。
光り輝くテンドグラスの前にはAの旦那様__。
尚が白いタキシード姿で立っていて。
A(超王子様…!こんな素敵な人がAの旦那様になるなんて、早くみんなに自慢したい!)
Aはニコニコしながら祭壇の前に立つ。だけどそこでおかしい事に気づいた。
牧師「病める時も健やかなる時も…愛を持って生涯先え合うことを誓いますか?」
A「なんで?」
牧師が誓いの言葉を口にするものの、Aはその途中で背後を振り返る。
A「なんでお客さんが1人も居ないの?」
そう来賓席にはAの両親、そして執事の鏑木の姿しかなったのだ。
A「おかしいでしょ?おかしいよね?Aの結婚式なのよ!?それがどうしてこんなこじまりした式なの?お友達とか、親戚とか、国中の人々とか祝って当然よね?」
Aは自分の結婚式があまりにも質素ないことに腹を立てた。
だってAは折山家のお嬢様でお姫様。
Aの結婚式ならももっとゴージャスに、!
誰もが羨むセレブリティに!
招待客は千人以上。
お色直しは最低10回。
テレビで全国中継してもおかしくない。
少なくともマルメロ姫は王子様との結婚国中に祝ってもらえたのだ。
なのにAの結婚式は招待客0人。
いくらなんでもこんなの酷すぎる!
尚「ねぇ」
A「はい!」
その時、尚が優しくAに笑いかけた。
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あい(プロフ) - 来唯聖さん» 本当ですか、嬉しいです、! (2018年2月19日 2時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
来唯聖 - とっても面白いです! (2018年2月18日 9時) (レス) id: d34afac5dd (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 美香さん» はじめまして!リンリンも頑張って2人((名前)と尚)様子見しながら出していきますね! (2018年1月25日 4時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ユヅさん» 面白いなんて…!ありがとうございます!頑張ります!! (2018年1月25日 4時) (レス) id: be1e8852c4 (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして!続き頑張って下さい!リンリン早くでてほしい (2018年1月24日 16時) (レス) id: 56b9cb16b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あい | 作成日時:2018年1月17日 21時