意外であるの巻 後編 ページ9
「「頂きます」」
翔風とAは手を合わせてそう言うと、コレイが不思議そうに手を見つめる。
「……なんだい、言いたいことがあるなら言いなよ」
「じゃ、じゃあ……あのさ。思ってたんだけど、何で２人は食べる前にいつも手を合わせてそう言うんだ？」
そう言われて翔風とAはお互いを見合わせる。
「これは祖国の習慣によるものですね。こうして手を合わせて祈るようなポーズをした後に……こうしてこれから食べ物から命を頂くということを言葉にして、感謝をしているのです」
Aはそう言うとコレイは「へぇ〜……じゃあ料理を全部食べるのは？」と聞いていた。
「それは先程も言ったように、稲妻人は全ての食べ物に感謝をしているので、全て食べないのは
確かスメールでは璃月と同じように、全て食べるのは食事が足りないという意思表示になるので、少しだけ残すんですよね。私としては勿体ないとつい思ってしまいますが……。
あとは作った人に大して失礼なので塩を少しでも足してはいけない、とか。それについても、調味料を入れる事で美味しく食べられるのならその方がいいと思いますし、全て食べない方が食材と作った人の為になると思います。
流石に度を越した量を入れるのはどうかと思いますが」
「やっぱり、国によって価値観と考え方って違うんだね」
するとニィロウはそう言い、翔風とAの前にある料理を見つめる。
「稲妻の料理って、健康的で美味しそう！」
「……そろそろ食べてもいいかな、こんなに見られていると食べづらくて仕方ないんだけど」
「あ、ごめんね」
それからニィロウとコレイの２人は自分の席に戻り、翔風とAは無言でモグモグと食べていた。
お互いに「味の好みをしっかりと把握してるんだな」と、どこか嬉しくなりながら。
しかしここでクラスの陽キャ女子達が、２人の料理を見ては翔風の方に絡んでくる。
「あれ、翔風くんとAはもう食べてんの？ 種類多いのに作るの早っ」
「翔風くん料理できるんだ〜！ 私も翔風くんの料理食べてみたーい！」
「浮気してた女と翔風くんは２人で食べてるけど、まさかコイツに弱み握られてたりしない？ 大丈夫？」
そう大きな声で言う陽キャ女子達に翔風は眉を顰めると無視をして食べ続け、その会話が聞こえていたニィロウとコレイは慌て始める。
家庭科室の雰囲気が一気に悪くなった瞬間だった。
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アルファ(プロフ) - 椎名さん» おぉっ、応援ありがとごじます。これからも我氏は執筆and絵の作業頑張るます。 (2023年2月1日 21時) (
レス) @page14 id: fcb6599f46 (このIDを非表示/違反報告)
椎名 - 初コメ失礼します！！学校頑張ってください！！応援しています！ (2023年2月1日 20時) (レス) @page14 id: 6cf39c0222 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ(プロフ) - これも全て作者のやる気次第である。だって原神ってキャラデザ良いけど装飾品とか描くのまじで作画コスト高くてキツイので……慣れればイケるかもしれんが。 (2023年1月17日 18時) (レス) id: fcb6599f46 (このIDを非表示/違反報告)
アルファ(プロフ) - 紫月天音さん» むふふ……ありがとごじます、ネタ探しもしつつ、漫画カキカキして頑張りますね。もしかしたらいつか作者の気が向いた時にマシュくんの漫画（今までの夢小説の内容を漫画化したヤツ）とかイラストが出る……かもしれません。たぶん。知らんけど。 (2023年1月17日 18時) (レス) @page13 id: fcb6599f46 (このIDを非表示/違反報告)
紫月天音(プロフ) - 主さん頑張ってください！！！陰ながら応援させていただきます！！！ (2023年1月17日 18時) (レス) @page14 id: 2a080b2c68 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルファ | 作成日時：2023年1月2日 23時
