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蘭
「なんかAってさ、最初の頃とだいぶ変わったよね」
『そなの?』
竜胆
「おう、結構丸くなったぞ」
『遠回しにデブっつってる?はっ倒すよ』
竜胆
「ちげぇよ性格の話だよ」
『あんま変わんないと思うけど…』
蘭
「いや、だいぶ変わったよ。
前の方がまだ女として見れた」
『はい最低ー』
竜胆
「お前今はマジで思ったこと何でも言うもんな」
『あー…それは変わったって言うより慣れたって感じじゃね?』
蘭
「言われてみればそうかも。
前はさ、もっと…完璧マン?てな感じだった」
2年前 蘭side
『蘭さん、こっちは終わりました』
蘭
「ん、ナイスー」
第一印象は堅苦しいヤツ
Aが入って丁度3ヶ月だったぐらい○○頃
あいつはまだ俺の部下で、それらしい功績もだしていないのでただただ俺にこき使われてた頃
『蘭さん。次の仕事ですが、……』
『蘭さん。コーヒーをお持ちしました』
『蘭さん。こちらの書類にサインを』
女だからてっきり俺に色仕掛けでもして仕事をサボるのかと思ったが案外、トントンと仕事を完璧にこなしていくA
蘭
「お前なんでも出来るよな。そのうち俺たちみてぇな幹部にでもなんじゃね?」
『…そうですか。
でも正直幹部はあまりなりたくないです。』
蘭
「なんで?」
『仕事が多いし面倒くさそうだからです。
今の私でさえあんなに仕事が多いのに…』
蘭
「あ、それねぇ、
俺が俺の仕事全部お前に押し付けてるから多いだけで、多分今の仕事量より少ないよ」
『早く幹部になりたいですね…』
蘭
「心変わり早くね?w」
『…なんで今まで私に仕事押し付けてたんですか?』
蘭
「めんどかったし、お前の方が俺より出来んだろ?」
『さぁ、どーでしょうね』
蘭
「ま、頑張れよ」
『蘭さんに応援されるのなんか違和感ありますね』
蘭
「そーか?」
その後、仕事をほぼ完璧にこなしていく姿をマイキーが目に止め、見事に幹部に成り上がったA
蘭
「幹部なれたじゃん」
『なれちゃいましたね』
蘭
「もう同じ立場なんだ、敬語やめろよ?」
『えぇ…慣れないんですけど』
蘭
「オイ」
『わかったよ』
蘭
「ん、それでよし」
『私次の仕事あるんで…あ、あるから』
蘭
「いてら」
…遅いな
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作者名:いおた | 作成日時:2021年9月22日 2時