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ページ8

夏油傑が吹き飛んだ先から呪霊が放たれ
天狗面の方へ向かってゆく


夜「呪霊(アレ)はなんだ!お前は呪術師なのか!」

『全然知らんし全然違う!!』



呪霊も術式も知らないし呪詛師でもなければ呪術師でもない
こんな色々分からんまま殺されてたまるか


『まじでふざけんな!!』



命の危機と理不尽とで頭にくる
思ったまま叫ぶ事しか出来ない自分にもイライラする

『全員座れやカス!!』

すると何故かもれなく全員膝をつき目を丸くしていた
え、と思うと同時に自分も膝をつき地面にはボタボタ血が垂れる


あれ?誰の血だ? 自分のか。
どこから? 喉が痛いな、また声が出ない


夏「…呪言か!!」

『じゅ、こ"ん"?』


《A! 随分と無茶を…大丈夫か?》


天狗面が触れると喉の痛みも引いていく

『あの、ひとまず話をさせて貰えませんか、』




そしてようやく状況整理の場が設けられる事に。


ことの発端は猫の呪霊
夏休み2日目、近くのコンビニ(徒歩18分)に向かう途中
道で見かけた猫に手を振ったらみるみるデカくなった

タヒにかけていた所を五条・夏油・家入に助けられるも
五条悟の眼には呪霊がいた事もあり呪術師に見えたため
問答無用で洋館まで一緒に連れられた


『それでそのわたしなんですが…
たしかに呪霊?は歳とる度にはっきり見えるようになって来てたけど滅多に出会わないし天狗面ともたぶん初対面

術式だってこんなん初めてで何も分からない』


夜「分からない事だらけだな…」

五「お前の家族は?」

『うーん、父さんは霊感があるっぽいけど
聞いた限りでは先祖にも呪術師なんていなかったはず』


家「分かんないならこっちから聞けば?」


硝子が親指で指す先には天狗面
呪霊とはいえ意思疎通もはかれるし丁度いいか


《そうだね、私からも話そうか

まず呪霊操術の少年に伝えたいんだが
確かに私は呪霊だが現在Aの両目を媒介にしている
私を無闇に取り込んだら最悪の場合Aはタヒぬよ》

『は!? ちょっと待て何だその話!!』


《最悪の場合の話だよ?
運が良ければ失明くらいで済むんじゃないかな》

どう転んでも大打撃じゃねぇか!!!
なんで自分だけ一方的に色々差し出してんだ…

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snowwhite12firs(プロフ) - 初めて読みましたが面白かったです‼️今後の展開が楽しみです‼️出来たら伏黒パパも死なないで欲しいです (8月24日 9時) (レス) id: 9edbfa47f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりまんじゃろ | 作成日時:2023年7月28日 4時

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