夏油救済 (ページ7)

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五「いてぇな、登場がてらに吹っ飛ばしやがって」

夜「大丈夫かい悟」

五「無下限が使えねぇ
正確には無限が集まらねぇ感覚か？

距離か時間か、どっちでもいいか
術式解いたことﾀﾋぬほど後悔させてやるよ」

夜「おいA！呪霊をしまえ！！」

『しまうったってどうやんの！？
出した記憶もないのに無茶言わんでよ！！』

とは言ったって間違いなくこの呪霊が出て来た原因は自分自身
念じたら消えてくれるよーなやつ！？

… 目か！！？あの呪霊目の心配してたよね！？
出来うる限りの全速力で立ち上がり駆け出す

体育館も飛び出して少しばかり離れたところで振り返る
消え、、いや全然消えてねぇ！！！
なんなら五条悟から「消えてねぇじゃねぇか！」って聞こえる！

こりゃもうお手上げだ
どうせ最強2人も簡単にはﾀﾋなないし
わたしはついてた呪霊が祓われてwin-winだよね

自分がﾀﾋぬわけじゃないし、

そう、なんだけどなぁ…
『別の、解決策を、っはぁ…見つけませんか！！』

もう一度同じ距離を全速力で戻り呪霊の前に立つ
なーんでこんな事してんのか、息も絶え絶えで。

五「お前体力もねぇのかよ」

たぶん警戒を緩めた五条悟がバカにしたように笑っている
お前はよく笑えるよなこの状況で！！

呼吸を整えながら五条を睨むもケラケラとしていた

『殺さないし祓わない。術式も使わない。おーけー？』

夏油傑と夜蛾学長は相変わらず警戒を解かないが
五条悟は無言で天狗面の呪霊に近づいて触れる

五「ダメだまずはそっちから術式を解け」

《いいや、これは私の術式じゃないよAのだ》

『…！！？まっ、で、』

一瞬、まさしくそれだったと思う

背中の痛みを自覚した頃には
夏油傑に首を捕まれ天井を仰いでいた

その場にいた全員の視線が自分に集中するも

自分としては何言ってんだ？
てか、苦しいﾀﾋぬ早く離してくれである

家「術式(それ)も無自覚かよ。ウケる」

全然ウケないが！？

喉を締められてるせいでうまく喋れないし
どんだけバタついてもビクともしない

喉元に伸びる腕は血管が浮くほどの力が込められている

だめだこれﾀﾋんだわ。

抵抗も諦めた頃目の前を強い風が通り
夏油傑は再び吹き飛んだ

五「こっちがお前の術式か」

続いて天狗面の呪霊が五条によって吹き飛ばされ
苦労のかいなく状況は悪化することとなった