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『ふぐっ』


呪霊に連れられ体育館みたいなとこに雑に落とされる
呪力強化とかなんにも知らない人間への仕打ちか?

そちらさんと違って普通の人間なんだからもっと優しくしてくれ




夏「夜蛾正道先生だよ」

夜「その子が言っていた子か」

『AA!さくっと呪霊を払って家に帰してください!』

夜「ダメだ」


めちゃくちゃ即答! 悲しいね!!
しかし10数年この世界で生きてきて
自分が呪霊に襲われることも今日まで全くなくただ見えるだけと自覚してきたわけで

突然身に覚えのない呪霊がいるだとか呪術師だとか…



いや、術式って誰でも持ってるんだっけ?
ってなると呪霊操術と似たようなものなのかな




五「さっさと出てこいよ
コイツタヒんでからじゃ遅いんじゃねぇの」

『えっ、ちょっなんですぐ殺す!?』

夜蛾学長に助けを求めるも無言で見守っている
コイツらの暴走を止めるのがお前の役目じゃねぇのか!!
くそったれ!!!

逃げようと走り出してすぐだった


力が入らなかったのか膝からカクンと倒れ込む
目が物凄く痛くて涙が溢れた

なんだこれなんだこれなんだこれ
後ろでは五条悟が例の構えを取っていて心拍数が跳ね上がる



五条悟の口が開く
やめろやめてくれ死にたくない




違う、せっかくこの世界に来たのに
ななみん達にも会えてなければ野薔薇ちゃんにも会えていない

違うそうじゃない
本気でおもったんだ


あの時たしかに涙を流した




もっと違う言葉をもっと他の結末を


夏油傑の苦しみを代わりに背負いたい
彼らの青い春をもっと見ていたい

私の全てを捧げるから沢山笑っていてほしい

嘘でも同情でもなく本心だ
ただそう願わずにはいられなかった








気が付いた時には五条悟は壁に打ち付けられ
間の柱が数本折れていた

夏油傑の呪霊、夜蛾学長の呪骸も向かってくるが
瞬きの間に同じように吹き飛ばされていた





《Aが辛いだろうから出てくるのは避けていたんだがなぁ》


顔を向けると声の主は天狗の面を付けた高身長の人?だった
ぉあ、これがわたしの術式? …式神?



《どちらでもないよ、私は呪霊だ》




窓の閉め切った体育館に風が吹き緩く撫でられる
目の激痛も収まり涙も止まっている事を確認すると呪霊は安堵しているように感じた

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snowwhite12firs(プロフ) - 初めて読みましたが面白かったです‼️今後の展開が楽しみです‼️出来たら伏黒パパも死なないで欲しいです (8月24日 9時) (レス) id: 9edbfa47f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりまんじゃろ | 作成日時:2023年7月28日 4時

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