夏油救済

・ ページ25

『｢｢ めんそーれー！！ ｣｣』



青い空！ 青い海！！
護衛2日目、そうここは沖縄！！












黒「まさか盤星教信者… 非術師にやられるとは自分が情けない」



夏「不意打ちなら仕方ないですよ、私の責任でもある」





そう苦笑いを浮かべる傑に相槌を打つ
けどまぁ、結果無事なら別にいいと思う






実はあの後 昨夜21時ごろ
拉致犯から取引場所を沖縄に指定され
今朝の9時に我々は到着



黒井さんも言った通り実行犯が非術師だったため
特に問題なく救出、拉致犯を捕縛


12時には尋問も終了しており
東京へ戻るまでの時間理子ちゃんの希望で海水浴 NOW!! である










五「ブハハハハ!! ナマコ!!ナマコ!!」

『きっも！！！』

天「キモなのじゃー!!」


素手でナマコを拾い上げた悟
いや実際触れてはいないんだろーけど






『無理!! だとしても無理すぎ!!』



そう言うとナマコを掴み真顔になった悟と目が合い
ニヤリと口角を上げ投球ポーズを取り始め、






天『「 ぎゃー！！！ 」』


とんでもない笑顔でナマコを投げてきた






『ナマコだって生きてんだから優しくしなさいよ！！』

天「あ、A!! ヒトデじゃ！ヒトデもいるぞ！！」

『よっしゃ行け！ 目にもの見せてやれ！！』


足元にいるヒトデを躊躇なく鷲掴み振りかぶる理子ちゃん
援護として大きめな貝殻を拾い上げ照準を五条に


夏「時間だよ!!」



五「あ、もうそんな時間か」



『まだまだ遊び足りないよね〜
でもとりあえずヒトデは水ん中戻してあげよっか』

天「そうじゃのう…」




傑の声掛けを終了合図にボチャボチャと落とし水から上がると
ヒトデを持つ理子ちゃんもしゅんとしていた









五「…傑 もどるのは明日の朝にしよう」




『ちょっ、ヒトデ!! ヒトデﾀﾋぬから握んないで!?』


悟の言葉に笑顔を見せた理子ちゃん
喜びのあまり手のひらのヒトデを締め上げている


悟と傑はコソコソと話していたが滞在延長を決定した。





『はいはーい! タコライス食べたいでーす!』

夏「却下、ソーキそばが優先だ」

天「妾は美ら海(ちゅらうみ)とやらに行きたいぞ!!」




『全部食べよう！ 全部！！』

天「そうじゃ！ 全部見に行けば良い！！」



五「なにお前ら、沖縄初めて？」


「初めてじゃ！」 『2回目です！』

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す