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写真が届いただけでほかに要求は見られず
とりあえず狼狽える理子ちゃんを落ちつかせると


夏「何かあったのかい?」

五「黒井さんが拉致られた」



画面の黒井さんを見せると現状を理解した傑が頭を下げる
万が一の為と言われるまま彼女を置いて先にここに着いたらしい


夏「私のミスだ
敵側にとっての黒井さんの価値を見誤っていた」

五「ミスって程のミスでもねーだろ

相手は次 人質交換的な出方でくるだろ
天内と黒井さんのトレードとか天内を殺さないと黒井さんを殺すとかな」

『わりと致命的なミスだと思うけど』


ギクリとした傑はしょんもりしている
ごめん、感じたまま言っただけで悪気はないんだ…

こころなしか前より傑が少し小さく感じる程



五「そうかぁ? 交渉の主導権は天内のいるコッチ
取引の場さえ設けられれば後は俺達でどうにでもなる

天内はこのまま高専に連れていく。
硝子あたりに影武者やらせりゃいいだろ」


Aは顔が割れてる可能性があるからダメだ、と言い
ケータイで硝子と夜蛾センセーに連絡をいれる


天「ま、待て!! 取り引きには妾もいくぞ!!
まだオマエらは信用できん!!」

五「あぁ?」

まぁそりゃ会って数時間の相手に家族同様の人を任せられるわけがないし更に我々にとって黒井さんの生存、存在価値がそれほど高くない事も知れている

天内理子の為の必要な犠牲ってヤツかな。


天「助けられたとしても!!

同化までに黒井が帰ってこなかったら?
まだ、お別れも言ってないのに…!?」


涙ぐみスカートを強く握り締めている


セーラー服… 理子ちゃんっていくつだっけ? 中学生とか?

悩みといえば学校の宿題がめんどくさい事くらいで
あたりまえに来る毎日を何も考えず楽しんでた



正直ここまで呪術廻戦の話をなぞって来てどっか他人事、夏油傑の闇堕ち回避が出来れば他はどうでもいいと思ってたけど目の前で自分より歳下の女の子がここまでしているのに傍観出来るほどどうやら冷えてもいないらしい




『まぁ、この人達最強らしいし何とかしてくれるよ』

ね。と理子ちゃんの手を握る
わたしの手より暖かくて確かにここに生きているんだと思う



五「 …… その内拉致犯から連絡がくる
もしアッチの頭が予想より回って天内を連れて行くことで黒井さんの生存率が下がるようならやっぱオマエは置いていく」

悟の声に弾かれたように顔を上げる理子ちゃん


五「逆に言えば途中でビビってかえりたくなってもシカトするからな覚悟しとけ」

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snowwhite12firs(プロフ) - 初めて読みましたが面白かったです‼️今後の展開が楽しみです‼️出来たら伏黒パパも死なないで欲しいです (8月24日 9時) (レス) id: 9edbfa47f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりまんじゃろ | 作成日時:2023年7月28日 4時

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