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五「天内は!!」

黒「この時間は音楽なので音楽室か礼拝堂ですね」

五「レーハイドウ!?」

黒「音楽教師の都合で変わるんです
あとここはミッションスクールです!!」

『みっ、しょんすくーる!?』


悟とわたしの頭に?マークが浮かび
能天気な会話を進めているが足は一切緩まず進む

これたぶん術式で追い風かけてなけりゃ置いてかれてたな
傑も悟も全然息ひとつきれていない



夏「悟は礼拝堂、黒井さんは音楽室
私たちは正体不明(アンノウン)2人を」

『り!』 「承知致しました!」


悟と黒井さん、わたしと傑
廊下の突き当たりでそれぞれ反対に進む

後ろの悟からは文句の声と黒井さんの申し訳なさそうな声が聞こえた





夏「A、ここからは決して私より前に出ないように
できれば常に悟の無下限で君自身の身を守るんだ」

『うん!!』


先を走る傑からはおそらく1番理子ちゃんに近い室内の呪霊を払ったアンノウンの元へ向かう事を告げられ多少の緊張と共にイメージする

悟から借りた無限を体の周りに、1枚の壁を作るイメージを


術式が切り替わることによって追い風がなくなり
突き当たりに差し掛かった傑から止まるように合図が送られる


『「 ! 」』

「おおっ、その制服は」




視線の先には陶芸家のような眼鏡をした爺さんが立ち
御札を媒介に自分の前後を呪霊で挟む

手から顔が生えた、脚が手になったような?呪霊が2体


傑もすぐに自分の前側左右に呪霊を2体繰り出す



「呪霊操術か!!」

夏「ご名答。さすが長生きしてるだけはあるね」

「いいや、そう長生きするもんじゃないぞ
生きると生きるだけ金がかかる

お嬢さん達にはまだ理解できないか?」



目ではしっかり傑を捉えつつこちらにも牽制を加える
まぁ言葉だけなのだが

初めての術師どうしの立会に手が震える
そんな微かな心情も見透かされているような気迫だった


『護衛対象に傷でも付けてみろ絶対に許さんのじゃ!!』

「3000万!!」

ニヤリと笑う呪詛師に傑が片足を僅かに引く



夏「なんか色々考えてるみたいだけど、意味ないよ」


廊下の縦幅、横幅目一杯
いつか見た芋虫の呪霊が呪詛師の立っていた先を塞ぐ
ほとんど予備動作もなかった呪霊(それ)に呪詛師はまんまと飲まれたように見えた



夏「さて、あと1人か」

出したばかりの芋虫呪霊から目を逸らした傑のすぐ後ろ
窓ガラスを割り呪詛師が飛び込んできた

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snowwhite12firs(プロフ) - 初めて読みましたが面白かったです‼️今後の展開が楽しみです‼️出来たら伏黒パパも死なないで欲しいです (8月24日 9時) (レス) id: 9edbfa47f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりまんじゃろ | 作成日時:2023年7月28日 4時

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