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五「はぁ!?
さっさと高専戻った方が安全でしょ!!」

〖そうしたいのは山々だが天元様のご命令だ
天内理子の要望にはすべて応えよ、と〗

ケータイからは夜蛾先生の声が聞こえたが
それだけ言うと既に通話は切られ悟は納得がいかず声を荒らげる

黒井さんが言うには
天内理子は昔からあまり勝手に外出が出来ないため
学校に行き友達と会えることが嬉しいらしい

天「ついてくるでない!!
友達に見られたらどうするのじゃ!!」 と。
仕方なく監視のためにヤモリ・梟・蝸牛、三体の呪霊を放った



学校なんて休みの方が嬉しいし毎日夏休みでいい
ましてや現在進行形で命を狙われてるのになぁ
こう思えるのはやっぱり自由な選択肢があるゆえだろうか





夏「…ああは言っていたが
同化後 彼女は天元様として高専最下層で結界の基となる
友人 家族 大切な人達とはもう会えなくなるんだ

好きにさせよう それが私達の任務だ」


黒「理子様にご家族はおりません
幼いころ事故で、それ以来私がお世話して参りました
ですからせめてご友人とは少しでも…」

夏「それじゃあアナタが家族だ」



黒「…はい」



黒井さんは嬉しさを噛み締めたような顔をしていた
ごめん とか、友達だけでも とかじゃなくて随分と素敵な言葉を返すなって思った

お世話係として長いこと見守ってきて
2人にとってはきっとお互い親子以上に大切な存在なんだろう




『そんな君には飴ちゃんをあげよう!』

夏「はぁ?」


ごほーびごほーび!と差し出すと
勢いに押され手のひらを開くのでポイポイ乗っける

大きな手の上にはブドウとイチゴのパッケージ




夏「いや、2つもいらないが…」

傑がそう言うと横から悟がイチゴを持っていく
いらねぇならちょうだいって事らしい

まぁその為の2つだったから良いけどね


『黒井さんも! 後で理子ちゃんにもあげましょ!』

いつも持ち歩く飴ちゃんポーチを見せると
悟と黒井さんは面白そうに味を吟味しはじめた






五「傑 監視に出してる呪霊は?」

ひと通り楽しんだ悟はカラカラと飴を転がしている



夏「あぁ、冥さんみたいに視覚共有ができればいいんだけどね
それでも異常があればすぐに


急いで理子ちゃんの所へ」

五「あ?」

夏「2体祓われた」



学校くらいゆっくりさせてあげて欲しいもんだ


背中を押すように追い風を起こしついでにドアも開ける
いつもより少しだけ早く校舎に駆け込んでいく

参→←・



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snowwhite12firs(プロフ) - 初めて読みましたが面白かったです‼️今後の展開が楽しみです‼️出来たら伏黒パパも死なないで欲しいです (8月24日 9時) (レス) id: 9edbfa47f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりまんじゃろ | 作成日時:2023年7月28日 4時

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