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プロローグ ページ1

薄ぼんやりと覚えていた。
覚えていたって表現もおこがましいくらいにぼんやりと


物心つく前から他の人とは違うナニ(・・)かが見えていた。
それは年齢を重ねる毎にハッキリと輪郭を帯びていて
高校2年の夏休み2日目目の前にそれはいる。


電柱よりでっかいのもいればめだかサイズのちっさいのもいた。
目の前のコレは大きくも小さくもない。
いや、充分でかいか。猫のわりに自分と同じくらいだし。



そういえば最近地元では
沢山の猫を虐待して殺していた人がニュースになっていて
テレビ見ながら凄く嫌な気持ちになって飼っている猫を抱き締めたっけ


猫派犬派か聞かれたら間違いなく猫派だし
道端で会った猫には手を振って写真に収める


猫、好きなのになぁ。







目の前の大きな猫は低く唸る。


今まで見てきたナニかに対してこんな感じの奴ら
どっかで見た記憶あるんだけどなー?なんて思ってた




猫が前傾になり腰を振る。
噛まれたのは、たぶん左肩のほうだったと思う。












呪術廻戦…
あ、これ呪術廻戦でめっちゃ見たやつ!!!
つまりこれは最近流行りのアレである

最近流行りの"アレ"…
そう、転生!!!



自覚したとたん情報が流れ込んでくる。
おそらく前世のこと

友達の勧めで見た呪術廻戦にどハマり
人生で1番大好きな推しの野薔薇ちゃん。

アニメは2期の4話まで見たし単行本は23巻まで買った
原作、は最近追えてなくてあんま分からないけど…






「ほら、目覚めたよ」

「んでどーすんだよコレ」

「置いていく訳にもいかないだろう
悟の目にはこの子が呪術師に見えるんだろ?」




『…は?!呪術師!!?』

聞き捨てならない言葉に身を起こすと
覗き込んでいた誰かと勢い良く頭をぶつけた


『「 いっっっってぇ!!! 」』


ぶつけた箇所を抑えながらのたうち回っていると
すぐ近くからはお前とかふざけんなとかそんなんが聞こえ

ひぇえ、ごめんなさい…と謝っていると
隣からは笑い声も聞こえて来た





「さて、君にはいくつか質問があるんだけど…」


笑う口元を抑えながら言うのはちょっと変わった前髪と
とにかく全身真っ黒のしかも下はボンタンってやつ?
そんで胸元には鈍く光る呪術高専の所属を証明するボタン




あ、生夏油傑ってけっこう怖い感じなんだ

自知→



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設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , 五条悟
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snowwhite12firs(プロフ) - 初めて読みましたが面白かったです‼️今後の展開が楽しみです‼️出来たら伏黒パパも死なないで欲しいです (8月24日 9時) (レス) id: 9edbfa47f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりまんじゃろ | 作成日時:2023年7月28日 4時

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