弱虫マフィアは今日も咽び泣く

泣き虫が46人 ページ1

前回までのあらすじ

太宰さんに会いたくない←


明後日には感動の再開(悲哀)を果たすこととなる太宰さん
正直会いたくないのは作之助さんのことで色々と問題があるからだ


「(それよりも標的を殺さなきゃ…)」


第一彼らが来ればボクの今のお仕事さえ邪魔されてしまう。正義の味方は殺しなんてさせないもん

くそ…好機と思った合宿が最悪の事態になっちゃったなぁ…失敗すれば失望されるのは目に見えている。

失敗とは間接的にボクの生命の危機でもある。
ポートマフィアに失敗は許されない。それこそ普段頼りないボクは正に首を切られること確実だ


「どうにかしないと…」


「何が？」


「ﾄﾞｩﾜｧｧｧｧｱ?!?!」


「ｳﾜｧｧｧｧ?!?!」


かっっ鰹節が喋ってぇぇぇ?!
この施設に鰹節のお化けがぁぁ?!
あれ…この鰹節顔がある…????


「鰹節に…顔が…?!」


「はぁぁ?!誰が鰹節だって?!及川さんなんだけど!!」


「オイカワサン…？」


……あっっ青葉城西の主将さんか……
ツンツンした人がそうだろうなって確信してたのにこの人だったのに面食らったもんなぁ…
ほんとに吃驚した…


「どうかしたんですか？ねっ寝れないなら子守唄歌った方がいいですかね…？」


「んもー！及川さんのことなんだと思ってるの？！子守唄とか歌わなくても寝れますぅー」


じゃぁなんで居るんですか←
言ってませんでしたけど今12時ですよ←
羊数えて寝て下さいよ


「水飲もうと思って起きただけだし！てか君は何してるのさ。君こそ寝れないんじゃないの？」


「ボクは夜寝ないんですよ…習性的に。朝方に寝るんで大丈夫ですけど」


「ふーん…で？どうにかしないとってどういう事？」


あっ覚えてた…
正直今の会話で忘れてくれたらよかったのにぃ…
遠回しにでも相談してみようかな


「えっと…ボク、今とても大切なことを任されているんです。でもそれが邪魔されてしまいそうで…、どうすればちゃんとやれるかなって…」

及川さんはんーと唸ってる
ちゃんと考えてくれてる…いい人何だなぁ…
トラウマ、残したくないですよね。

「俺ならさっさと片付けちゃうけどな、その邪魔が来る前に

それが無難じゃない？

どうしても無理なら障害物を無くすしかないよね」

と及川さん
この人は偉大だ

何にでも挑戦しようとすることの出来る勇気を持ってる

羨ましい、妬ましい

之が努力の先にあるものか

「素晴らしいお考えですね」

ボクも貴方ほどの勇気と努力が出来るようになりたいです

泣き虫が47人→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す