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章大side
信ちゃんに起こされて
メイクさんにメイクされてる間
ずっとAの事だけ考えとった。
もしも腫瘍がとれへんかったら？
手術できひん場所にあったら？
薬が効かへんかったら？
もしも…
死んでしまったら？
あかんあかん、
そんなみっともないこと考えたらあかん
自分に言い聞かせるんに必死やった。
今日は検査結果を待つのみや。
病院におるんやから大丈夫なはず。
はよAに会いたいなぁ…
メ「お疲れ様でした〜次錦戸さん呼んでいただいていいですか？」
「あ、あぁ…ありがとぉ。おっけー、亮な。呼んどくわ。」
楽屋に戻ると
いつも通りのメンバーやった
「亮〜次メイクやって〜」
「あっはいはーい」
タブレットを置いて楽屋を出てく亮。
俺もそのまま座ってげんの顔でも見ようと思って
スマホに手をかけた時やった
雛「なぁ、ヤス」
「ん？どないしたん？」
「なんか…あったか？」
「なんかってなに？(笑)」
「いや、いつもと様子ちゃうなぁ…って…」
「えぇ？(笑)別になんもないで？ちょっと寝不足やけど」
「ほんまにか？」
「嘘つかへんよ〜(笑)」
「Aちゃんも、げんも、ほんまになんもない？？」
「…っなんやねん、なんもないってぇ(笑)」
「そ、そうか…考えすぎやんな、すまんすまん」
ごめんなぁ、信ちゃん
今はまだ信じたくないねん
せやけどいつかちゃんと伝えなあかんよな
そんな日、来て欲しくないなぁ
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作者名：わたわた | 作成日時：2018年10月5日 22時
