家族日記 ~おかあが星になるまで~ (ページ14)

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章大side

あんまり眠れへんまま朝を迎えて

予定通りマネは7時過ぎに迎えに来た

「おはよ～」

「おはようございます。寝不足ですか？」

車を走らせながら聞いてきたマネ。

鋭いなぁ。(笑)

「あ～…うん」

「何かあったんですか？」

「ちょっとな…Aが昨日倒れてん。」

「え！？奥様が！？大丈夫なんですか？」

「わからへん。せやから悪いけど、今日仕事終わったら病院まで送ってほしいねん。あ、メンバーには言わんといてな。」

「はい、わかりました。安田さんも無理なさらないでくださいね。」

「ん、ありがとう。」

車を降りて楽屋に向かう。

20年近く一緒におる仲間やねんから

誰か一人の変化に気付くんは

めちゃめちゃ早いねん。

わざわざ隠さんくてもええねんけど

性格的に隠してまうのが俺の癖。

章「おはようございま～す」

渋「おはよう」

雛「おはようさん」

亮「おはよ」

楽屋におったのは

しぶやん、信ちゃん、亮の3人

いつもの定位置に座る。

数分して、マルと大倉とよこちょも来てんけど

俺は寝てて気づかんかった。