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あなたside
ツンとした薬っぽい匂い
口元と腕の違和感
頭の痛さで目が覚めた
見たことない景色。
白い天井。
…あ、見たことない は嘘だ。
げんを産んだ時と似てる。
てことは病院？
叶「A？わかる？A〜？？」
げ「おかあ…？？？」
え、お姉ちゃん？なんで？
喋ろうとしたけど話しずらい。
叶「ちょっとまってね、先生呼ぶから」
げ「おかあ！！おはよう！！！！！！！」
んふっ、待っててくれたんかな、かわいい
ガラガラッ
先「安田さん、お気づきですか。今マスク外しますね」
口元の違和感がなくなって、喋りやすくなった。
先「ご自宅で倒れられて、運ばれてこられたんですよ。気分わるかったりしませんか？」
「…大丈夫です。」
先「今日は入院していただいて、ゆっくり休んでください。詳しいことは明日お話します。」
「あ…はい…」
先「それでは。また何かありましたらいつでも呼んでくださいね。」
「ありがとうございます。」
そうだ…私倒れたんだ…
叶「A？大丈夫？…っはぁ、ほんとに心配したんだから！！！」
「ごめん。お姉ちゃん。」
「げんもずっと泣いてたんだよ、おかあ〜！って。ねぇ？」
そういうお姉ちゃんの膝には
涙目のげん。
「げん〜ごめんね、もうおかあ大丈夫だから。」
頭を撫でて、ハグは出来ないから手を握ったら
げんも強く握り返してきた。
心配させちゃったなぁ
「ねぇ、章大は？一緒じゃないの？」
叶「あぁ…20分くらい前までここにいたんだけど…そろそろ戻ってくるはずだよ」
「そっか…」
章大はなかなか戻ってこなかった。
その間に、気付けばげんは夢の中。
お姉ちゃんから今までの経緯聞いて
一番不安だったのは章大だっただろうなって思った。
早く顔みたい
会いたいよ
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作者名：わたわた | 作成日時：2018年10月5日 22時
