雨 ページ27
少し猫を撫でていたのだがしばらくすると何かを思い出さしたようにスルっと離れて行ってしまった
「行っちゃった、、」
「愛想つかされたんじゃね？」
「五条と一緒にすんな」
五条がなにか言おうとしたがその前に猫の鳴き声がし静止がかかった
「どうしたの？」
ニャーー
「？」
それはさっきの三毛猫で土手の方に行くとこちらを振り返ってひと鳴きする
まるで何かを訴えかけているようだ
「五条！なんかある」
そうして猫に導かれるようにAは土手の方を下って河川敷の方に降りていった
＊
【五条】
「子猫！」
木の近くで三毛猫と一緒にいるAは上を見上げている
近ずいて見上げてみると木の幹にしがみつくようなにしてちじこまってる子猫がいた
おそらくあの三毛猫は親なのだろう
Aが「おいでー怖くないよ」と言って手を広げているが降りてくる気配はない
「よし！五条！登ってくるわ」
そういい両手のビニール袋を地面に置きグッドサインするA
少し木から離れて、助走をつけると地面を踏み込むと1番下の幹を掴んだ
体を振り子のように前後するとタイミングに合わせ手を離し隣の幹に飛び乗った
ちょうど子猫のいる幹の真下である
するとこっちを振り向くと「どうだ」と言わんばかりの顔で笑らっている
「はよ降りてこい」
そういうとちぇーと軽く不貞腐れる、頭上で鳴いている子猫に手を伸ばし抱きかかえるｽﾀｯと綺麗に着地した
子猫を地面に離すと親猫の元に擦り寄っている
隣のAはと言うと
「可愛い、、」と顔をほころばせている
親猫は子猫と自分の毛ずくろいをするとこちらを振り返ってニャーとひと鳴きしてどこかへ行ってしまった
「毛ずくろい？」
「どうした？」
「いや、今の子毛ずくろいしたよね」
そう言って立ち尽くしたまま「ん〜」と何かを考えているAなんかおかしなことあったか？
「あっ！雨、雨降る！！」
顔をあげたかと思うと雨だと言い出す
でもさっきまで晴れてて
そう思い空を見るとどんよりしてきていて雨が降りそうな雰囲気がしている
「おぉー、ひと雨来そうだな」
というかよく分かったなと感心する
「うん降る！とりあえず急いで帰ろう雨に濡れるのはごめんだ」
ビニール袋を手にしたAと五条は土手を駆け上がって急いで高専へ向かった
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名無しのNANASI(プロフ) - ありがとうございます!!!!!!そう言っていただけて光栄です!!!!なんか、リクエストとかあったら是非お願いします!!!!!!!! (2022年4月11日 7時) (
レス) id: e2f4982995 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクパン - めっちゃ面白いですね⁉︎ (2022年4月11日 7時) (レス) @page16 id: b0fbee17e5 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのNANASI(プロフ) - ロクさん!!!!ありがとうございま"す！!まじ、完結するまで頑張ります!!!! (2022年4月10日 21時) (レス) id: e2f4982995 (このIDを非表示/違反報告)
ロク - 名無しさん天才かなって (2022年4月10日 14時) (レス) @page15 id: a3540f8a10 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのNANASI(プロフ) - すみません。お知らせありがとうございました！頑張ります (2022年4月2日 18時) (レス) id: e2f4982995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2022年3月30日 18時
