イルミはんとありがた迷惑な母親達。 ページ4
．
「ねぇ、Aって、」
話しかけてくんなよ！
「なんですか？」
普通に返します。え、だってほら、逆らったら怖いじゃん。
「年収いくら？」「ブフッ」
「うわ汚い。」
いや待て。婚約者と二人の初めての会話が年収いくら？ってどうよ、しっかりしてイルミさん。普通そんなことやんな……普通じゃねぇわ。
「えっと、最低で２億、最高で５億くらいですかね。」
「ふーん。」
いやあんたが聞いてきたんだろうが！
え、これで会話終わり？え？母さん達絶好調だけど他の人キルアさん以外冷や汗っぽいのかいてるからね！？気づいてイルミさん！！
「んーと、好きな食べ物はありますか？」
「ない。」
お・い★いい加減にしろや。こっちが気ぃ使ってんだから会話繋げろやぁ！
「大切なものは「家族」………そーですか。」
「好きな事とかは？」
「ない。強いて言うなら弟を鍛えること。」
「髪キレイだね！」
「ヤケクソになってない？」
お前なぁ！せっかく話しかけてんだから頑張れよ！会話を終わらせんなよ！ヤケクソなのはお前のせいだよ！
「短髪かぁ。私は
「………………ふーん。じゃあ伸ばそっかな。」
マジか。嬉しいけど何て言うんだろう嬉しい。
「きゃー！！！！！キキョウさん！！いい雰囲気じゃない！？！？！？」
「そうね！！！モミジさん！！！！！私達は邪魔かしらね！！！さぁ貴方達も出てくわよ！！！！！」
忘れた時に出てくる母達。あ、モミジって私の母さん。いい雰囲気ってなんだよ全然だし。キルアさん達ゾルディック家一同はイルミさん以外出ていく。
行かないで！！一人にしないで！！！
ぱたん。
寂しげな扉を閉める音が響く。部屋に残されるは私とイルミさん。
・・・・・・・
沈黙が続いて、耐えきれなくなった私から声をかけた。てかここに来てから声かけてばっかりな気がする。
てか母さん達外で聞き耳立ててんじゃん！ふざっけんな！
「色々聞いてもいいですか？」
「身長とか体重とか？」
「アッそこまではいいです。」
ズレてるの気付かないのかイルミさん。あぁ、周りに濃いメンバーが居すぎるのか。あれらと比べればイルミさんまともだわ。
「好きな食べ物と大切なものと、えーと、「好きな事」それ。他になんかありますかね？」
「さぁ？」
「えー。」
「じゃあ、今度は俺が質問しようか？」
まさかの提案だ。ありがたい。
「はい。じゃあ質問はなんですか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 202人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
操菜 荘椏(プロフ) - cauliflower131さん» ありがとうございます！まったり更新ですけど、これからもよろしくお願いします！ (2019年2月1日 17時) (
レス) id: 973a3c6c76 (このIDを非表示/違反報告)
cauliflower131(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！更新頑張ってください！ (2019年2月1日 3時) (レス) id: 0bc51870a5 (このIDを非表示/違反報告)
操菜 荘椏(プロフ) - ありがとうございます！！そう言って頂けるなんて最高です！まったり更新ですがどうぞお付き合いください！ (2019年1月19日 22時) (レス) id: 973a3c6c76 (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - はじめまして、最近読みはじめました！すっっっっごく面白いです(*≧∀≦*)更新頑張って下さい！ (2019年1月19日 22時) (レス) id: 94341bbdb9 (このIDを非表示/違反報告)
操菜 荘椏(プロフ) - ドラゴンちゃんさん» わー！！ありがとうございます！更新頑張ります！ (2019年1月7日 12時) (レス) id: 973a3c6c76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：操菜 荘椏 | 作成日時：2018年11月15日 18時
