人質と念＿0 ページ2
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ズキズキと痛む頭。段々と意識がはっきりしてきて、地面の冷たさを感じる。
恐らくだけど。針が刺された私には何らかの操作がかかっているはずだ。
例えるならば家の情報をぺらぺら喋るとか嘘が付けないとかそういう類の。
目をうっすらと開ける。
「あ、起きた？」
「ひっ……」
目の前にいたのは驚きのシャルナークさんだった。驚愕の声を上げるとシャルナークさんは「オレそんなに怖くないよね？」と困ったように横のフィンクスさんに聞いていた。
顔が良すぎるし誰が前にいても私は驚いたと断言できる。
「状況が……把握できないです」
体が動かない。割りと昔の赤ちゃんの頃を思い出したけど多分イルミの念かな？
「あ、無理して動かない方がいいよ」
神経千切れて念解除後も動けなくなるから。といい笑顔のシャルナークさんの言葉で私の顔は真っ青になった。
この人腹黒い。知ってたけど。
「……父さんの念が関係してるんですよね？」
十中八九というか絶対そうだろう。我が家の父さん母さん私のこと好きすぎるから人質的な物だろう。
自意識過剰ではない。断じて。
「うんうん、物分かりが良くて助かるよ。【不老不死】の念って本当？」
「父さんは私の前で念を見せたことがありません。
でも、少なくとも容姿は変わっていないし怪我も見たことありません」
これは本当だ。ずっと父さんと過ごしてきて、この人絶対人間じゃない、と若干の確信を抱いていたからね。
「事実の線が濃いか……」
顎に手を当てて考えているシャルナークさんからフィンクスさんはフェイタンさんの所へ行った。仲がよろしいことで。あ、殴られてる。
「【ノア】、ちょっとこの子見てて」
耳を疑った。ノア、って誰だ。少なくとも原作にはいなかった。しかし候補に一つ上がる。
＿＿元8番だ。
「……分かった」
暗闇から姿を現した少年は少し霞んだ金髪を揺らめかせた。中性的なその姿はまるでクラピカのようだ。
「……ノア。よろしく」
「よ、よろしくお願いします」
この人がシルバさんに殺されるのか。複雑な気分だ。だからと言って助けることは出来ないけれど。
「あの眉なし、フィンクス」
「おい！！」
「え！？あ、はい！」
何を言っているんだと思ったらどうやらノアさんは他の人達を紹介してくれるらしい。
「黒いチビ、フェイタン」
「何か言たか」
チビ、とノアさんが口に出した途端ノアさんの首元に突き付けられた。
旅団怖い。
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操菜 荘椏(プロフ) - まなさん» イエッサー!!コメント貰えてひゃっほーってなったんでこれからは週一更新目指しまする…。応援ありがとうございます!! (2019年8月19日 22時) (
レス) id: 973a3c6c76 (このIDを非表示/違反報告)
まな - 更新ありがとうございます…！！凄いです！もうなんかもうこのシャルナークの溢れでる社畜感（？）とかマチの圧倒的姉御感とかすごいでてます！更新嬉しかったです♪( ´▽｀)無理はいけないので荘椏さんのペースで更新頑張って下さい！ (2019年8月19日 22時) (レス) id: 5e4d5a9486 (このIDを非表示/違反報告)
操菜 荘椏(プロフ) - まなさん» ありがとうございます……!!そして惰眠を貪り申し訳ありませんでした( ﾉ;_ _)ﾉ。なるはやで更新いたします………しばし、しばしお待ちを………… (2019年8月14日 1時) (レス) id: 973a3c6c76 (このIDを非表示/違反報告)
まな - すっごく面白いです！主人公のノリとか、テンションとかめっちゃ面白くて笑ってちゃいます！話のテンポも良くて、違和感なくスイスイ読めます！更新ありがとうございました！次回の更新も楽しみにしています！無理しない程度に頑張って下さい！ (2019年8月14日 0時) (レス) id: 5e4d5a9486 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：操菜 荘椏 | 作成日時：2019年1月14日 22時
