通話友達はまさかの女の子ではありませんでした… 【まふまふ】 (ページ9)

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主人公side

『あ、はい、居ますよ。…呼んできますね。』

まさかイケメンさんたちが明を呼ぶとは……。

ていうか、この店員態度悪いとか思われたかな。
いや絶対思われたな。
お客さんの顔みて喋れなかったし、声ちっさいし…。

男の人が全員同じじゃないってわかってるけどやっぱり怖いな。
何もしてこないだろうけども。
克服できたら今よりも生活しやすくなるのにな。
想像だと上手くいくけど現実ってやっぱり厳しい。

…いつか性別とか関係なく人と喋りたい。前みたいに。

『明、なんかお客さんが呼んでたよ。』

坂田「ん、俺？分かった。今いくわ。」

『うん。』

坂田「あ、あとごめんけど、これやっといてくれる？」

『はーい。』

坂田「接客俺がやっとくから。」

『わかった』

坂田「じゃあ、よろしく」

そして、早歩きで出て行った。

私は仕事をしながら考えている。

考えているというか、反省会。

上手く喋れなかった……。
こんなんじゃ下手したらお客さん減っちゃうかも…。
どうしよ、え、どうしよ。(←考えすぎ＆ネガティブ)

申し訳ないって思ってるけど直せない。。
いや、もしかしたら直せないんじゃなくて直してないだけでは！？

確かに…こうなりたいとか思ってるだけで行動とか別に起こしてない時点で終わりなのでは？

…泣きたくなってくる。

でも、私だって好きで男の人が苦手な訳じゃないし…いやそれでも出来ることはまだあると思うからやっぱり行動に起こせてないだけだよね。

つまりは、努力してない。

…頑張ろ。うん。頑張ろ。

後であのお兄さんたちに謝っておこう。…会ったら。

ていうか、

『仕事おわっちゃった。することなくなってしまった。』

～閉店後～

坂田「A、おいで！」

『え？うん。』

明の後を付いていくと、そこには！

『真冬ちゃん！！え、え？なんで居るの？』

真冬「んーとね、一緒にこの人たちと遊んでて、ちょうどココの近くまで来たからついでによってみたーって感じかな？」

『そうなんだ！』

ついでによっただけなのに何時間かこの席にいたのか。

え、申し訳ないな。コーヒーとかいろいろ出せばよかった。

？？「ていうか、この子ってまふと知り合いなの？」

真冬「うん、知り合い？というか通話友達！」

？？「へぇ、そうなんやぁ。でも、顔みてわかったってことは二人ともあったことあるんやな。」

真冬「この前一緒にパンケーキ食べた！」

？？「パンケーキ！ええなぁ。」

ーーー
話が滅茶苦茶…。