守りたいだけ ページ10
yb
涼介とご飯に行ったものの、特に何もなく楽しく終わったらしい
よかった、またあいつに何かあったらどうしようかと思った
「 …こーた? 」
「 ん?あぁごめん、何? 」
やっぱ伊野尾の声を聞くと安心するんだな、と思う
会えないときは声ぐらい聞いてないと、またどこかに行ってしまいそうだから
「 明日は誘われなかったからしよーね? 」
「 おう、お前ん家か? 」
「 ん〜、こーたの家がいい 」
なんて可愛らしいことを言うもんだから、快く承諾した
「 こーたの声好き 」
「 何だよ急に笑 」
「 …会いたいなぁ 」
どくんどくん、胸がうるさく鳴る
「 好き、だよ 」
泣きそうな声で、か細く、でもはっきりと呟いた伊野尾
俺だって好きだよ、大好きだよって、言いたい
でも、俺はお前を守るためだけにこうしてるんだ
「 …うん 」
「 ごめ、… 」
「 ごめんな、バレたら大変なんだ 分かるだろ? 」
俺たちは芸能人で、アイドルで
ましてやメンバー同士で
こんなことがバレたら、もうやっていけないんだ
.
249人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ももな x他1人 | 作成日時:2020年2月9日 1時