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守りたいだけ ページ10

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涼介とご飯に行ったものの、特に何もなく楽しく終わったらしい

よかった、またあいつに何かあったらどうしようかと思った



「 …こーた? 」

「 ん?あぁごめん、何? 」



やっぱ伊野尾の声を聞くと安心するんだな、と思う
会えないときは声ぐらい聞いてないと、またどこかに行ってしまいそうだから



「 明日は誘われなかったからしよーね? 」

「 おう、お前ん家か? 」

「 ん〜、こーたの家がいい 」



なんて可愛らしいことを言うもんだから、快く承諾した



「 こーたの声好き 」

「 何だよ急に笑 」

「 …会いたいなぁ 」



どくんどくん、胸がうるさく鳴る



「 好き、だよ 」



泣きそうな声で、か細く、でもはっきりと呟いた伊野尾

俺だって好きだよ、大好きだよって、言いたい
でも、俺はお前を守るためだけにこうしてるんだ



「 …うん 」

「 ごめ、… 」

「 ごめんな、バレたら大変なんだ 分かるだろ? 」



俺たちは芸能人で、アイドルで
ましてやメンバー同士で

こんなことがバレたら、もうやっていけないんだ






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作者名:ももな x他1人 | 作成日時:2020年2月9日 1時

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