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「 少しは良くなったか? 」

「 うん、ごめんね 」



ぽんぽん、と頭を撫でてくれるやぶ
そういうちょっとした優しさが少し嫌

変に思わせぶりな態度取らないでよ、



「 やぶ?しよ、 」

「 …随分はえーな、気分は大丈夫なのか 」

「 うん、だからはやく… 」



嘘でもいいから、少しだけでもいいから
好きって言ってくれないかな、

そう、いつも願ってるのに



「 慧、ちゃんとこっち向け 」

「 ん、っ… 」



この時間だけは、慧って呼んでくれるの
でも未だに慣れないな、まだドキドキしちゃう


やわらかく、やさしく、唇が触れ合う
それがだんだん深くなって、いやらしく舌が絡まり合って



「 くる、し… 」

「 ん、は、ごめ… 」



どくどく、どくどく

苦しいのはキスが長かったせいなのか
それともやぶのせいなのか



「 …こーた、すき、 」

「 集中しろ、っ 」



いつもこうだ
紛れこんで、頑張って、なんとか好きって伝えてる俺の気持ちも考えてよ





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・→←嘘でもいいから、



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作者名:ももな x他1人 | 作成日時:2020年2月9日 1時

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