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「 …ごめんなさい、 」

「 気にすんなって、何とも思ってねーから大丈夫だよ 」



ほら、だからなんでそんなに優しいの?
そんなこと言われたら 俺また泣いちゃうのに



結局ぜんぶ、やぶに任せっきりにしちゃって
そろそろ申し訳ないと思って、家に帰るって言ったら
心配だから ってやぶの家に連れてってくれた



「 ちょっときたねぇけどな笑 」

「 ありがと、 」



ぽん、と頭に手を置かれる
やぶの手、おっきくてすきなんだ



「 先風呂入るか?準備するからソファーで待ってな? 」



って言ってやぶはリビングから出て行っちゃった
1人になると なんだか急に怖くなってきた

そんなこと思っちゃいけないのに
もしかしたら、やぶもスタッフさんと同じなんじゃないか とか
そういうこと考えちゃって



「 う、うぅ… 」



どんなに優しくされても、それは罠なんじゃないかって
怖くて、不安で
出したくもないのに 勝手に涙が出てくる



「 今度はどーした? 」

「 ん、、っ…はぁ、うぅ… 」

「 なーに、どっか痛い?ん? 」



いつの間にか戻ってきたやぶは
隣で俺の背中をさすってくれてる

その手は、やっぱりすごく優しい



「 今日はよく泣くなぁ笑 まだ不安か…そうだよな、ごめんな 」



やっぱり この優しさは嘘じゃないんだ って
そう思えた






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作者名:ももな x他1人 | 作成日時:2020年2月9日 1時

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