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モノクローム ページ1

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「 伊野尾おはよ 」

「 あ、やぶぅおはよ〜 」



昨日の夜何をしたかなんて、誰かが聞いてくる訳でもないから
毎日毎日、何事も無かったかのように過ごす



「 はぁ、 」



こんなこと駄目だと分かっているのに、
メンバー同士ならなおさら駄目なのに、
伊野尾との関係はやめられないんだ



「 いのちゃん何かここ赤いよ?どした? 」

「 …んーっとね、この前買ったセーターが合わなくてさあ 」



セーターのせいだなんてまるっきり嘘
伊野尾の首元にあるのは、紛れもなく昨日俺が付けた痕で
伊野尾も慣れたのか、焦る様子もなく大ちゃんにさらっと嘘をつく



「 ありゃまた随分やったねぇ 」

「 しょうがねえだろ 」

「 はいはい、可愛いんだもんね?いのちゃん 」



呆れたように笑う光は、俺と伊野尾の関係を知っている



「 バレないようにほどほどしろよー?笑 」



俺と伊野尾が身体だけの関係を持つようになった理由を知ってる光は、止めろ、なんて言わないし、むしろバレないか心配すらしてくれるからありがたい





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作者名:ももな x他1人 | 作成日時:2020年2月9日 1時

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