第7話 ページ8
貴「それって、どういう‥‥。」
アミ「いや、あたしもビックリだったんだー!シグ、何気にAのこと気にしてたから!!」
‥‥どういうこと?
だって、私の名前すら、覚えてなかったんじゃないの?
「ムーシー」なんて、言ってたのに‥‥?
シグくんは、他のクラスメイトの子達と違って私のことを忘れてなかったってこと?
なんで?
私、シグくんと、あんまり話したことないのに‥‥。
アミ「てっきり、二人は仲良しなのかとおもってたよー」
貴「そ、そんなこと‥‥」
全然ないのに‥‥。
ただ席が隣ってだけで、それ以外なにもないのに。
珍しい人。
私は、彼のことをこう思った。
なんで、私のこと、気にしていたのか知らないけれど、どうせまた晴れの日が続いて私がまた休み続けることになったらきっと忘れるに決まってるだろう。
悲しくない訳ではない。
本当は、少しだけ私のことを忘れてなかった人がアミティやアコール先生以外に、いてくれて少し嬉しかった。
だけど、きっと彼もいつかは、忘れる。
忘れられることには、慣れてる。
キーン、コーン、カーン、コーン‥‥
休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴った。
アミ「わわっ!!」
アミティは、慌てて自分の席に帰っていった。
転ばないかな、っと、一瞬思ったけど大丈夫だった。
「シグ、何気にAのこと気にしてたから!!」
アミティが言って言葉がまた、脳内に浮かんだ。
なんでなんだろう。
貴「全然、仲良くなんか、ないのに‥‥」
誰に聞かせる訳でもない、私の言葉は誰にも聞こえなかった。
ガタっ‥‥。
隣で椅子を引く音がした。
シグくんが、自分の席に帰って来たんだ。
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AK(プロフ) - 小説、面白いです!更新、頑張ってください! (2017年3月27日 20時) (レス) id: 0e834f80a5 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - あww (2014年8月19日 11時) (レス) id: c61950f1d6 (このIDを非表示/違反報告)
ちっち♪ - あれ?小説のシグさんムシ以外言葉発してない!?(( これからでてくるのを、楽しみにします♪ (2014年8月7日 17時) (レス) id: 9050dcfd72 (このIDを非表示/違反報告)
ちっち♪ - みーちゃんさん» 応援しまくります! (2014年8月7日 17時) (レス) id: 9050dcfd72 (このIDを非表示/違反報告)
みーちゃん - ちっち♪さん» はい!! (2014年8月6日 12時) (レス) id: c61950f1d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うz | 作成日時:2014年7月22日 14時