～人外しぇあはうすの住民達の日常～ Part2 (ページ4)

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第54話まぁなんとなんと【死神】ページ4

「あーあ、つまんなかったなぁ」

回収したあの事故にあった少女の回収済みの魂をボールの様に遊んでいた。まあそりゃそっかあ短い魂でよほど面白いものなんてない……。あったら最高だけどね。

すると上から「せんぱーい!!」と声が聞こえた。私はその声が聞こえた上を見ると眼鏡で気弱そうな子が浮いてた。後輩くんか……。

私は後輩くんに「どうしたのー?後輩くん」と彼を尋ねると「よいしょっと」と言い彼は地面に着陸した。

「先輩!!先輩のせいで僕怒られたんですけど!!」
「え?何かした?」
「ばっちりしましたよ!!今先輩が持ってる魂、本当は別の方が回収するんですよ!?」

そして私はその魂を見て「あぁごめんごめん」と言い後輩くんの手に置いた。「謝って済む問題じゃありません!!しかもどさくさに紛れて僕の手に置かないでください!!」

けれども私は後輩くんの言葉を無視して「まぁよろしく頼むよ～私はもう少し自由が欲しいんでね」とだけ言っておいて帰ろうと思った時、後ろでは「僕に押し付けないで下さいよ!!」と半ベソをかきながら言っていた。

すると突然後輩くんが何かを思いついたのか「あっそういえば……」と声を出した。私は帰ろうとしていた足を止めて振り向いた。

「今度はどうしたの?」
「そういえばさっき先輩を探している時に変な男が女性の髪を掴みながら天界へと連れて行ったのを見ました!」
私は女性に手を出すのは許し難いなと思いながらも「ふーん」と聞き流していた。

「その髪を掴まれてた女性……なんですけどよく先輩が僕に話している暦さん……でしたっけ?その方に似て___」

そういう前に私は天界を目指して飛んで行った。すると後ろから「先輩どこ行く気ですか!?」と聞こえたので私は「うっせェ!!普通考えれば分かるだろうが!!」と言っておいた。

もし暦君本人だったら暦君を連れ去った奴の魂を無断回収しよう。本当はこんな事したら2ヵ月休みはないがそんなのどうだっていい。今は今の事だけ考えろ。

そんな事を思っていると、もう天界へと着いていた。
すると変なデカイ屋敷の門があったので鎌で壊して入ると、誰も居ないようだ。もしかしたらどこかの一室に集中しているのか?

徘徊していると、地下へと繋がる階段があったので下りてみると、そこには牢獄があった。
少し歩いてみると、見覚えのある深い青色の長い髪が見えた。