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「＿＿＿＿＿＿出航だァ！！！」
お父さんの声と共に帆が張られ、ゆっくりと進み出す船。久々に波打ち陽の光で輝く海を横目で眺めつつ、遠く離れてもカヅキさん達、ミカヅキ島の住民が大きく手を降っているのが見て分かった。
一度その島から目を離し、上を見上げれば海賊である象徴のジョリーロジャーが風に吹かれて羽ばたいているのが目に映る。そのドクロのマークに無意識と安堵の息が漏れた。
「＿＿＿＿ここに居たのね。A。」
探してたわよ、特にマルコとエースが。と言いながら私の隣に立った人の言葉に顔が若干引き攣った。
『し、正直、まだ二人に会う勇気は…、』
「あははっ、今朝が今朝だったものねェ。良いんじゃないの？そんなに気構えなくてもあっちが勝手に口説いて来るわよ。」
『それはそれで心臓が持たないです…。』
ギュッと胸に手を当て眉を下げれば「何その行動めっっっちゃ可愛い」とノエルさんに思いっきり抱きつかれ危うくバランスを崩しそうになる。
何とか倒れない様に踏ん張っていると「まァ二人から突然、愛の告白を受けて逃げたくなるのは分かるけど」とノエルさんが抱き締めたまま耳元で言い、
「あの二人だってAちゃんが嫌がる事なんて絶対にしないわ。だから貴女も、一応考えときなさいな。二人の事。……いつ、何が起きるか分からないんだから」
『…ノエルさ、』
「それはそうと！次の進路聞いた？」とパッと神妙な顔付きから笑みを浮かべるノエルさんの変わり様に思わず口を噤んで首を横に振る。
「あら、なら好都合ね！次の島は夏島に行く事になったんだけど、次の島こそ、私と一緒にデートしましょ？どうせ次から行けなくなりそうだし！」
『夏島…？あの時計塔のある島にはもう行かないんですか？』
「あァ、あの島は薬草とかあまり売ってないのよね…だから進路変更したの。お陰で余計な出費が増えたけど。」
途端、ノエルさんの周りから黒いオーラが流れ、近くにいたクルー達がそそくさと退散していく。
「だからAにお手伝いとして一緒に来て欲しいの。来て貰える？」
『私で良ければ幾らでも手伝いますよ！』
そう言って笑えばノエルさんもパッと顔を輝かせてまたギュッと抱きついてくる。私も抱き締め返しながら楽しみだな、と心を躍らせた。
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luharigo(プロフ) - あともし宜しければお暇な時に私も占ツクにて、小説を書いてるので、覗きにきてみてくれると嬉しいです！ (2020年6月19日 10時) (
レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
luharigo(プロフ) - 初めまして！名前がバグって変わってますが哀羅といいます。十七日目で余りにもマルコがかっこよすぎて一人部屋で悶絶しました笑あの、オチはもうあるのですか？私の身勝手な希望ですが、マルコオチだと嬉しいなぁなんて。これからも楽しみにしてます！ (2020年6月19日 10時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥さんが復活(プロフ) - 月影さん» 今後もこの二人が火花を散らす場面を幾つか書けたらなァ…と思ってます。本当、嬉しいコメントで感謝感激…頑張りますね！！！(大声) (2019年6月30日 23時) (レス) id: e9c12cde6a (このIDを非表示/違反報告)
月影 - 返答ありがとうございます！コメントした日の翌朝に見てみたらマルコとエースが火花散らしててびっくりしました！ニヤニヤが止まらなかったです。マルコが悪戯っぽくて格好良いです！エース落ちも好きなので嬉しかったです。続きを楽しみにしていますね！ (2019年6月30日 13時) (レス) id: b68ac8b604 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥さんが復活(プロフ) - 月影さん» コメントありがとうございます！一応マルコは格好良く書けてますかね…？不安だったのでそんなコメントが届いてもう嬉しさの極み…。更新、頑張ります！ (2019年6月29日 19時) (レス) id: e9c12cde6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼い鳥さんが復活 | 作成日時：2019年6月22日 1時
