十六日目 . 小さな違和感、 ページ2
「まだ回復しきってないのに無理に歩かせちゃってごめんなさいね。アイツら、Aと話がしたくて仕方無かったのよ。」
呆れた様にも、困った様にも取れる笑みを浮かべながらナース隊長であるノエルさんは私の手を引いてゆっくりとした動作で歩きながらそう言った。
事の発端は私が目が覚めたと知った途端に自然と始まった宴。
昼頃には既に酒で出来上がってるクルー達が続出、更にはミカヅキ島の人達も参加し始め余計に盛り上がりを見せ、日が沈もうがお構い無しに今現在もどんちゃん騒ぎ。
私はと言うと変わる代わる人とちびちび酒を飲みながら話をしていたがノエルさん率いるナース隊にドクターストップがかけられブーイングが飛び交いつつもノエルさんの睨みで沈黙。こうして冒頭に戻り、部屋へと向かう途中でノエルさんが話し掛けてきた、という事だ。
ほんの少しだけ、歩く度に痛む足に視線を下げつつ首を横に振る。
『…私も、皆と話したかったから、無理なんて一つもしてませんよ？』
またノエルさんに視線を戻し、笑みを浮かべると彼女は今度は苦笑し始めた。
「そんな事言うから中々アイツらは離してくれなかったのよ？特にエース。」
『ずっと隣に居て動こうとしませんでしたからね』
お陰でまた借りました、と再び私の頭に被さっているオレンジのテンガロンハットに触れると益々ノエルさんの表情は呆れへと戻り、
「無意識か…。その上鈍いとか、こうも揃いも揃うとマルコに同情するわ…。」
はァと溜息を吐くノエルさんに『？』と疑問符を浮かべ首を傾げていると、
「＿＿＿＿ソイツがエース隊長の言ってたAってヤツかァ？ノエル」
「………あら、帰ってたのね、ティーチ」
後ろから声が聞こえ、スっとノエルさんの表情が変わり「ティーチ」と呼ばれた男はゼハハ、と陽気に笑いながら酒瓶を片手に此方に近付く。
容姿を伺えば、少なくともこの船では初めて見る顔で、突然話し掛けられた事もあり黙り込むと彼は空いている手を此方へ差し出した。
「俺ァ二番隊に所属してるティーチっつうんだ。ついさっき島の偵察から戻ってきたばっかでなァ…。まァどうせ長い付き合いになるんだ、よろしく頼むぜ、A」
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luharigo(プロフ) - あともし宜しければお暇な時に私も占ツクにて、小説を書いてるので、覗きにきてみてくれると嬉しいです！ (2020年6月19日 10時) (
レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
luharigo(プロフ) - 初めまして！名前がバグって変わってますが哀羅といいます。十七日目で余りにもマルコがかっこよすぎて一人部屋で悶絶しました笑あの、オチはもうあるのですか？私の身勝手な希望ですが、マルコオチだと嬉しいなぁなんて。これからも楽しみにしてます！ (2020年6月19日 10時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥さんが復活(プロフ) - 月影さん» 今後もこの二人が火花を散らす場面を幾つか書けたらなァ…と思ってます。本当、嬉しいコメントで感謝感激…頑張りますね！！！(大声) (2019年6月30日 23時) (レス) id: e9c12cde6a (このIDを非表示/違反報告)
月影 - 返答ありがとうございます！コメントした日の翌朝に見てみたらマルコとエースが火花散らしててびっくりしました！ニヤニヤが止まらなかったです。マルコが悪戯っぽくて格好良いです！エース落ちも好きなので嬉しかったです。続きを楽しみにしていますね！ (2019年6月30日 13時) (レス) id: b68ac8b604 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥さんが復活(プロフ) - 月影さん» コメントありがとうございます！一応マルコは格好良く書けてますかね…？不安だったのでそんなコメントが届いてもう嬉しさの極み…。更新、頑張ります！ (2019年6月29日 19時) (レス) id: e9c12cde6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼い鳥さんが復活 | 作成日時：2019年6月22日 1時
