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(＿＿＿＿不自然、じゃ、なかったかな)
震える手を止める様に、胸元にギュッと押さえ付けながら暗い夜道を一人、歩いていた。
いや道、と言うか廊下、と言うか、
(…どっちでも良いか、そんな事。取り敢えず今は)
海が、見たい。
食堂から抜け出した私は、一心不乱に歩き、辿り着いた先には、
「グララララァ、Aかァ。」
『…！せ、んちょう、さん…。』
「余所余所しくなっちまったなァ」とまた笑い始める船長さん、否、お父さんの姿に少し困惑と焦りがあったがそれ以上に、何故だか気が落ち着きを取り戻していた。
『すみ、ません…。何で、お父さん、がここに？』
「ずっと部屋で寝てるのはつまらねェからなァ。
夜風を当たりに来た。」
『…ノエルさんやマルコさん達が心配しますよ？』
「グララ、ちったァ外に出ただけで倒れる程、そんなヤワじゃねェよ。却って篭りっきりの方が弱くならァ。」
「それに」と付け加え、
「俺よりよっぽど具合悪そうな娘が、逆に心配すると思うがなァ。どうかしたのか。」
『…！』
私と同じ目線にしようとしたのかお父さんはその場に座り込んではジッと、伺う様に顔を覗き込む。
その目は、まるで、
『な、何でもないです…。多分船酔い、しちゃったのかな、なんて、』
「A」
止めて、そんな優しい声で呼ばないで、
『直ぐ元に、戻りますから、だから、放っておいて下さい…！』
「そらァ出来ねェ願いだなァ。放っとけ？
今にも泣きそうな、辛ェ顔してる娘を、誰が放っとくんだ。」
『…ッ！』
まるで私を、本当の娘の様に、慈しむ様に、
「俺達ァAの事ァ知らねェがな、それ以前にお前はもう俺達の�牴搬沖瓩覆鵑澄�そんなに辛ェなら吐き出せ。A、どうしたんだ？」
そんな目で見るから、私は、
『………怖く、なった……』
ずっと張り詰めてた、止めてた本音を言ったのは、
仕方の無い事だった。
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毒林檎 - 面白い！この夢主ちゃんのさっぱりした性格がすきだぁ！ (2019年7月14日 10時) (
レス) id: e2c6813810 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥さんが復活(プロフ) - 二次元＝オタクの聖地さん» 有難うございます…！！！全力で頑張ります！！！ (2019年4月28日 23時) (レス) id: e9c12cde6a (このIDを非表示/違反報告)
二次元＝オタクの聖地 - とても面白いです！！更新頑張ってください！！ (2019年4月27日 20時) (レス) id: 205eee0660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼い鳥さんが復活 | 作成日時：2019年4月27日 2時
