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フライパンで塞いだのは厨房へ戻っていた筈のサッチさんだった。
「何でそんな妙に仲良さそうなの！？羨ましいンですけど！？！？！？！？」
「落ち着けサッチ。それとフライパンが邪魔なんだが？」
「邪魔してんだよチクショウ！！！Aちゃん、俺とも仲良くしよ！？何か一線引かれてる気がしてサッチは寂しいです！！！」
す、凄い剣幕…。
必死に叫んでいる、と言うか若干何だか泣きそうな表情なサッチさんに思わず苦笑を零すと、
「…確かに一線引かれてる気がするねい。
何をそんなに怯えてるんだい？」
『…！』
雷に打たれた様な感覚だった。
パッとマルコさんの方を見れば、彼は書類の紙から目を離していて、此方をジッと見つめていた。
私も何も言えずに見つめ返していると後ろから、
「おっと、何時もなら寡黙で弱気な長男坊がまさかそんな事言うとはな？」
「そう揶揄うなってイゾウ！マルコもマルコでやっぱ寂しいって思ってたンだよ！！可愛い妹に他人行儀されてよォ、俺や皆だって寂しいって！だからさ、遠慮とか言わずに皆と、っつうか俺とさ、仲良く」
「「調子乗んのもいい加減にいろよフランスパン野郎」」
「イデデデデ！！ちょっ、俺のアイデンティティを引っ張るんじゃねェ！！！てか毟ろうとしてるよなコレ！？！？」
…何と言うか、
サッチさんの言葉で場の流れが変わった事に、標的が私から変わった事にホッと胸を撫で下ろした。
(まだ話す勇気なんて無いから)
臆病な考えにサッチさんの叫びが響く中、そっと自嘲気味に笑った。
(海の様な碧い瞳が黒く濁って、何処か遠い目で自身を嘲笑うAの姿に何故だか、俺は目を離せずにいた)
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毒林檎 - 面白い！この夢主ちゃんのさっぱりした性格がすきだぁ！ (2019年7月14日 10時) (
レス) id: e2c6813810 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い鳥さんが復活(プロフ) - 二次元＝オタクの聖地さん» 有難うございます…！！！全力で頑張ります！！！ (2019年4月28日 23時) (レス) id: e9c12cde6a (このIDを非表示/違反報告)
二次元＝オタクの聖地 - とても面白いです！！更新頑張ってください！！ (2019年4月27日 20時) (レス) id: 205eee0660 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼い鳥さんが復活 | 作成日時：2019年4月27日 2時
