無知な青は海賊と出逢う【ONEPIECE】

二日目 . 軽く御話でも、 ページ12

『＿＿＿＿＿ 、』


ぱちり。


何処か既視感を覚える様な目覚め方をした。
ぼんやりとしつつもゆっくりと上半身だけを起こし、キョロキョロと辺りを見回す。

…何だか前にも同じ行動をしたような、

(何、してたんだっけ…)



「かわい子ちゃん！良かった、起きたのね！」

『え？ ＿＿＿＿わぷっ、』



おぉっとまたもや既視感が。



急に抱き付かれた為、相手の胸に顔を埋める。
おあぁ…発育の暴力…、じゃなくて！

『あ、の…っ！』

「あら？ごめんなさい私ったら、つい」

パッと直ぐに離してくれて呼吸が楽になった。
はぁ、と息を吐きつつ相手の顔を見ればそこにはナース服に身を包んだ女性がいた。

『…えと、』

「まだ名乗ってなかったわね、私はノエル。
この船のナース隊長よ。」

『船…』

「…昨日の事、覚えてる？」

恐る恐る、と言った感じで尋ねる女性、もといノエルさん。


昨日…。








「オメェは何モンなんだ？」







(…ああ、)






『覚えて、ます。…昨日、という事は』

「あのまま目を覚まさなくってね。悪いけどウチの医務室で寝かしてたの。それで今目覚めたってトコね。」


…とんでもない迷惑をかけていたみたい。


『あの…迷惑かけて、すみ』







「お嬢ちゃんが、謝る事はねェんじゃないの？」

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