【w。r。w。r。d】こちら、名折れ捜査サーカス団員。 (ページ6)

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接触。ページ6

翌日、Aと登校してきたチーノは同じクラスである鬱とシャオロンとの接触を図った。
どうやらレナにべったりで、彼女以外の女を“クズ”と思っているらしい。そのため、Aが接触を図っても良いことは無いためチーノが接触してみることになった。
3人が話しているのを少しの間見ていると、Aは依頼人であり、先日レナに責め立てられていた人物を見る。

「...湊月(みつき) かえでちゃん、か。」

母子家庭であるのも加わっていじめられやすいらしい。確かに、この世の中異常であるものは徹底的に踏みつぶす癖があるのは事実だ。
Aが今まで行った学校も、そんな風潮がないのはたった数校だった覚えがある。
話し終えたのか、チーノが軽くAの肩を叩いて戻ってきた。

「おかえり。どうだった？」

「あれは一種の洗脳やわ。いやあ、これやるのはええんやけど衝撃強すぎるんちゃう？」

「えぇ...そっちも手を打たないといけないの？」

「まぁ、綺麗さっぱりにだったらそれが必要やな。彼らの執着する城崎レナがそんなことしていて結局同等のクズだったって知ればもっと異性がダメになるやろうし。」

「...というかこれ、騙されてるんでしょ？なんでこんなのが生徒会なの？生徒会として機能しな」

「お前は口を滑らせるな！！！」

チーノは慌ててAの口を抑え、大きな声で注意した。口を滑らせやすいAは突然口を押さえつけられてやっと気づいたのか、そっと手を離されると申し訳なさそうに謝った。チーノは許す気はないらしい。

「罰として生徒会の解決もしろ」

「な...ｯ、それチーノやってくれないやつじゃん！！」

「当然やろ。俺も面倒事嫌だし」

「くそぅ、こんな奴が組織に入りやがって...面倒くさがってちゃ何も出来ないのに」

「...お前ブーメラン頭に刺さってるからな？」