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上司も帰ってしまい、トントンとAだけが残る。特に話すこともなく、ただキーボードを叩く音だけが響いた。


「...あ、の。天ヶ瀬さん。」


トントンは少し硬い声色でAに話しかけた。Aは手を止め、無表情を崩さないままトントンの方を向く。


「どうしました?」

「あ、いや、その...それ、天ヶ瀬さんの仕事じゃない、ですよね」


資料の入ったファイルを指差すトントンの態度をAは心の中で可愛いと笑いながら頷いた。Aの後輩には仕事を放り出す人が多く、言っても言っても聞かないのだ。

正直、トントンも声をかけるのを躊躇った。
真面目で堅苦しく、心を開く様子もない。Aが他人と話すのは仕事の話のみ。1日に1回はAが仕事をしない後輩を叱っており、少し怖いイメージを持たれているAではあるが、本人はそれを気にする様子もなかった。


「...あの、手伝います、その量は終わりませんよ」

「これは自分の仕事なので。」


有難いけれど申し訳ないので大丈夫です。とAは言い切り、トントンの気遣いを追い払った。

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1 - ヤバいヤバい!!文章が超きれい!好き! (2020年1月10日 22時) (レス) id: 3bc86cc6f5 (このIDを非表示/違反報告)
ねむい人 - ふぉぉーふぁっ?!(・Д・)(訳...ふぇぇ。凄い。最後の英語の部分が、更に愛している感を出していて、凄い。夢主ちゃん、トントンさん、お幸せに。) (2019年6月3日 7時) (レス) id: bb51565a42 (このIDを非表示/違反報告)
くるす?*。(プロフ) - ぺんぺけさん» ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙身に余るようなお褒めの言葉...嬉しいです...この作品と仲良くして下さりありがとうございました! (2019年1月29日 19時) (レス) id: f1257fcb65 (このIDを非表示/違反報告)
ぺんぺけ - 完結おめでとうございます! とてもいい作品でした。最後の英文に、この作品の夢主さんとtnさんの今までのやり取りを彷彿とさせる何かがあったような気がして、めちゃくちゃ感動しました! (2019年1月26日 12時) (レス) id: eb0d4842f0 (このIDを非表示/違反報告)
くるす?*。(プロフ) - 杜若さん» ア゙ア゙ア゙ア゙ありがとうございます!こちらこそこの作品の仲良くしてくださってありがとうございました! (2019年1月26日 9時) (レス) id: f1257fcb65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くるす*
作成日時:2018年12月19日 18時

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