【実況者】【wrwrd!】とある2人のなんとか事情 (ページ41)

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オスマン side

早々に分かってたなら止めればいいものを止めずに他人事に言うエーミールに腹が立った。

お前はそんな奴だったん？
そんなに他人事に思う奴だったん？

エーミール「...止めましたよ、何度も」

止めても止めても彼女は気をつけるね、だなんて言葉を浮かべるだけ。
そこで気がついた。
あの国王が全部握ってるんだって。

...だからハルセ国との戦争を拒否しなかったでしょう？

そこまで言葉を並べられると言い返すことが出来ない。
あぁ、結局自分は無力だ。

オスマン「...ｯあいつのこと、教えてや」

エーミール「いいんですか？あなたが嫌いだ嫌いだ言った相手の過去なんて」

オスマン「...」

エーミール「まぁ、彼女は嫌われてると気づいたところで態度を変えることもありませんけどね。」

それが良いことなのか悪いことなのかは別として、ね。
と付け加えるエーミールの顔を見るのが怖くて、床に目を向けるだけだった。

エーミール「とりあえずそこ座ってください。長話になると思うので紅茶入れますね。」

紅茶を入れに行ったエーミール。
書斎に1人取り残された、

...こんなにも1人って辛いことだったか。