【実況者】【wrwrd!】とある2人のなんとか事情 (ページ32)

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シャオロン side

シャオロン「なんで夜の見回り当番とかあんの？」

めんどくさ、と言いながら城内を見回る。
侵入者などを防ぐためらしい。
ただ、1晩ずっと1人で見回るのは流石にキツイからと午前1時を境に交代。

つまり、1晩で見回り当番は二人居る。

シャオロン「オスマーン、交代やって」

オスマン「んん...、分かった。」

まだ寝ていたオスマンを起こし、やっと寝れる、と安堵する。

窓から外を見ると風が吹き、そよそよと木の葉が揺れる。

シャオロン「...は、外から音がする」

今まで見回りをしていて音一つしたことがなかったから、見回り要らないんじゃないかと思う人も少なくなかった。

なのに今、物音がした。
おかしい。

オスマン「ん...？物音ぉ...？」

オスマン「人がおる、侵入者かも」

未だに少し寝ぼけているオスマンの手を引き、庭へと走った。

流石に寝起きに窓から飛び降りさせるのはつらいだろう、と寝ぼけているオスマンを気遣った自分を褒めて欲しい。