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ひとらんらん side
セシル「お父様！Aは安全なところに居るのでは無かったのですか！？兵士に守られているとおっしゃ「黙れ！！！！！！」...ｯお父様、」
国王のドスのきいた声が部屋に響く。
...仲間割れか？
いや、少し違う気がする。
平然とここになっているAさんは誰？
何者？
ひとらんらん「...何者？」
A「ただの戦闘員です」
ひとらんらん「妹ってことは...ｯ」
言いかけたところで銃声が響いた。
血を流しているのはただ1人、国王だった。
撃ったのは銃を持っている者ただ1人。
ひとらんらん「...大ちゃん」
鬱先生「国王撃ったで。戦争も終わりや。」
場を気にせずにインカムを繋げ、報告をしていた大ちゃん。
...なんで、なんでこんなこと。
鬱先生「ハルセ国の国王は有名やからな。」
「...最低ね、父親が撃たれるのを分かっていながら抵抗しないなんて｣
その言葉は確実にAさんに向けられていたものだった。
...子供でしょ、アンタの。
セシル「ねえ、どういうこと...？お母様、何が...」
「...Aが実の父親を撃つように仕向けたのよ」
...＿＿＿＿＿＿は？
これだからハルセ国の王族は、と大ちゃんが小さく俺にしか聞こえない声量で呟き、舌打ちをした。
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作者名：くるす*
| 作成日時：2018年2月28日 23時
